2007/11/27 EXTREME THE DOJO VOL.19 @ 名古屋クラブクアトロ

071127

OTHER SIDE OF EXTREME THE DOJO!

今回のDOJOは「エクストリームミュージックを別の角度から伝える」というのがコンセプトで、いつもの超絶エクストリーム・メタル、凶悪デスメタル祭りを期待している本来のDOJOファンからすると「眠い」という内容になるかもしれない。

ラインナップはついに生涯初めて日本の地に足を踏み入れたジャスティン・K・ブロードリック(ex.GODFLESH)によるJesu、そしてジャーマンテクノ・プログレ系のZombiという2バンド。それに加えてサポートアクトとして名古屋で活躍するインスト・ロックバンドのmudy on the 昨晩が出演。

ジャスティンがキャリアを通じて初めて日本の地に降り立つ。だが、やはり名古屋の集客はおそろしい。おそらく一番入ってた時間帯でも70人いるかいないかぐらいの程度しか入っていない。

そもそも前売りチケットを買ったときからおかしく、公演の2週間前に買ってわたしの整理番号が”1番”になるっておかしくて(苦笑)。知り合いの方も来てたので聞いてみたら、先週の木曜に買ってまだ”一桁台”という状況。あのJesuが来日しているのにこんなものなのかと・・・。

開演時間より10分ほど押して会場は暗転。オープニングは、地元名古屋のインスト・バンドのmudy on the 昨晩。トリプルギターという変わったバンド構成に大学生という若さらしい。ポストロックのように静と動を意識した曲の構成、それに突然の転調とアヴァンギャルドな嗜好を凝らしているようで、割とおもしろい。くどいほどフレーズを連呼するのでどんどんと曲を消化していくうちに変な感覚も覚えておもしろい存在でした。

Escape Velocity Split Lp [12 inch Analog] Surface to Air

続いて70年代のジャーマン・プログレに顕著な影響を受けているだろうインスト・ユニットのZombiが登場。執拗なまでの電子音のリフレイン、シーケンサー、ドラム、どれもライブで見ると迫力増大で、特にドラムがスタジオ音源の比じゃない強さがあって凄く良く感じました。

オープニングはとにかく長い曲で(2ndのラストの曲かと思ったら1stの曲でした)、気持ちが間延びしていくように焦らされ続けたけど、曲の終盤にはやっぱり異次元にトリップ。個人的に2ndで一番好きな「Digitalis」が聞かせるテクノサウンドのリフレインに脳は思考停止。

ラストに壮大な広がりを聴かせるところも個人的にツボでした。「Surface to Air」はCDよりも高められた緊張感の中を突っ切っていく感じで凄くよかった。ラストは「Orion」という曲。壮大なニューウェイブ・プログレサウンドに心をわしづかみにされました。

–setlist–
1.Infinity / 2.Digitalis / 3.Cetus / 4.Surface to Air / 5.Orion

Jesu SILVER Conqueror

21時を少しまわったところで待ち焦がれていたJesuが登場。登場したときはジャスティンのあまりのでかさに驚かされた(190cm以上ある)。他のメンバーは、ドラムが後期Godfleshから引き連れるTed Parsonsで、ベースはDiarmiud Daltonという方。

オープニングはConquerorの終曲「Stanlow」から。始まった瞬間から突き刺さるようなギターノイズと包み込むようなシーケンサーの音。美しい音色と地を揺るがす轟音が交錯する。一瞬にして心地よい空間を創り出す恍惚への麻薬。うっとりとする温かいメロディに魅せられる「Conqueror」、優雅にメロディが浮遊する「Silver」は大好きな曲という事もあって、とにかく感動させられた。ジャスティンの上手くないが労わるようなヴォーカルも良い。

5曲目にして、ようやく1stからの曲「Tired of Me」を演奏。絶望の先を照らすおぼろげな光、優しく優しく終わっていくところにまた味がありました。「Transfigure」に続けて、今日ラストの曲となった「Firends of Evil」で恐ろしいまでの音圧と迫力は、燃え盛るマグマのようだった。多幸感に浸っていたこれまでの時間に一気に止めを刺されたラスト。

世界一ヘヴィなポップミュージックに酔いしれた一夜。至福の1時間はあっという間に過ぎ去った。

–setlist–
Stanlow / Old Year / Conqueror / Silver / Tired Of Me / Transfigure / Friends Are Evil

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