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友情と愛の狭間『マティアス&マキシム』鑑賞

 

 グサヴィエ・ドラン監督の最新作にして、久しぶりに自身が主演(マキシム役)。友人の妹が撮影する映画にて、罰ゲームのような感じで親友同士のマティアスとマキシムが出演することになる。そこで撮られたキスシーンが2人に戸惑いと葛藤を植え付ける。幼馴染の二人にとって、この感情は昔からか、それともあそこで芽生えたものか。

 婚約者がいて仕事も順調なマティアスは認めたくない感情に翻弄され、友情と愛の狭間に悩む。マキシムは、ドラン監督らしい母とのキツイやり取りをメインに描かれているが、人生やり直しのためにオーストラリアへと旅立つ。

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 繊細な心の揺れ動き、物語る眼。2人の心情に寄り添った作品であるが、30歳を迎えてもなおワチャワチャしてて変わらない、男性5人グループのかけがえのない友情も丁寧に描かれている。そして、年齢からしてもある程度、人生がほぼ決まってしまった中で生まれた強い感情、それを抑制するか解放するかで悩む姿もまた美しい。ストレートな作品だと監督自身は語るが、意外と爽やかで相変わらず音楽のチョイスも良い。

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