必要なものを見つめ直すコメディ映画 『100日間のシンプルライフ』鑑賞

スマホ依存症のパウルとコンプレックスの塊のトニー。幼なじみでビジネスパートナーの2人は、アプリ開発事業も順調で、自身の欲望を満たすための多くのモノに囲まれる生活を送っていた。そんなある日、大げんかした2人は酔った勢いで大金を賭けたある勝負をすることに。それは、すべての家財道具を倉庫に預け、裸一貫で所持品ゼロの状態から1日1つずつ必要なモノを取り戻し100日間生活する、とんでもない勝負だった!勝負を通して、モノやデジタルに依存している生活に気づき始める2人。100日目を迎えた彼らが選んだ、本当に大切なモノとはー?

 『佐々木インマイマイン』、『泣く子はいねぇが』と続く男の全裸映画3連発の最後(たまたま続いただけですが)。それら2作と比べると、こちらの作品時間内における裸率は圧倒的に高いし、人数も1人多い。そんなバディもののコメディ。『365日の シンプルライフ』をベースとしている。

 内容としては、幼馴染かつIT企業を共同経営する男性2人(35歳と37歳)が、酔った勢いである賭け事をする。自分の物を全部倉庫に預け、毎日ひとつずつそこから必要なものを取り出して暮らす100日間。先にギブアップしたほうが負け。もちろん買い物してはダメ。

 当然、最初は全裸からスタート。電波少年のなすびの懸賞生活みたいな。だから断捨離しようとかミニマリストを目指そうとかいう映画では無い。もっとも、自分に必要なものを見極めてひとつずつ取り戻していくことで、溢れかえるモノをどうすべきか。便利すぎる今の社会は本当に人々を幸せにしているのか。それらを問いかけます。

 その生活の中で、本当に大切なものが人間関係になっていく結論は、着地点としてはわかるが、ありきたり過ぎないか。でも幸福の尺度は人それぞれ。モノに対して見つめ直すきっかけや気づきを与えてくれる作品なのは確かです。

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