17年ぶりの復活作 Refused『Freedom』

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 スウェーデンの伝説的ハードコア・バンド。解散しても、なおファンを獲得し続けた奇跡的な前衛ハードコアを掻き鳴らすRefusedは2012年に再結成。Epitaphからリリースとなった17年ぶりとなった2015年発表の復活作がこちら。

 わたくしも存分に堪能しましたが、フジロック2012における再結成のライヴ・パフォーマンスは、「伝説のハードコア・バンド」と崇められる実力を存分に発揮した素晴らしいものでした。リハビリなんて言葉で片付けられない、休止期間中などなく、現役で突っ走ってきたと評されてもおかしくない凄いものだったと思います。

 そんな再結成ツアーでメンバーのタイム感をある程度合わせてからの復活作となる本作。先行曲となる#1「Elektra」を聴いた時は、体中に電流が走ったもの。Refusedたらしめる要素が結晶化し、尋常じゃない切迫感とともに吐き出される。何年経過しようが、カリスマはいつまでもカリスマであることの証明。ただ、この曲をピークに複雑な下り坂を下っていくのは、否めないところでしょうか。

 ただ、それが複雑と前述したように一筋縄ではいかない。ねっとりとしたグルーヴを持ったミドルテンポの曲を多く揃えているのだが、アコギを配したり、ダンサブルなチューンが入ったり、こどもの合唱や女性コーラスが入ったりとタイトル通りの自由を謳歌している。

 思えば、最高傑作と評される『The Shape of Punk to Come』から、彼等は「フリーダム=自由」であった。ジャズやアンビエント等を強引にくっつけるも、最終的にパンク/ハードコアの体を成す。デニス・リクセゼンが歌えば自然とそうなるのかもしれないが、この隙の無さとセンスの良さがRefusedです。

 復活作には以前ほどのアグレッシヴさはありませんが、年齢を重ねた分の渋さでのコーティングが良い塩梅。ありがとう再結成ではない、彼等なりのハードコアの今が映しだされている。

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