2021年上半期 読んだ本13選

 30歳を越えてから読書量が増え、年間150冊以上は読んでいます。主に小説をメインに、通勤の電車内で読み続ける日々。ただ、2021年に関しては、読む本の比率が変わりました。身体と心境の変化、30代中盤という年齢、コロナ禍。「これまでの人生、これからの人生」を今一度、立ち止まってじっくり考えることが多い日々を過ごしています。

 これまでは小説9割、他ジャンル1割ぐらいだったのが、今年は自己啓発&ビジネス系8割、小説2割という逆転現象が起こる結果に。小説は、物語を得ることで自分の心の豊かさへの増強、多様性への理解という感じがあります。自己啓発系は生きる手引きみたいなのが学べるという感じがしてますね。半々ぐらいの割合で昔から読んできた方が良かったという思いがあります。

 読書の新たな試みとして、先月のamazonプライムデーにてkindle paperwhiteを購入。ずっと紙媒体で読んできましたが、電子書籍にしてどうなのか。そういった比較記事も後ほど書こうとは思っています。とはいえ全部が全部、電子書籍で読むわけではありませんけどね。

 今回は、2021年上半期に読んで良かった本13冊となります。ビブリアという読書管理アプリで読了本を記録してるのですが、6月終了時点で94冊読んでいました。その中からの13冊です。刊行年は気にせず、選出しておりますが、新しめの作品から優先的には選んでいます。割合としては小説とビジネス系が半々ぐらい。ちなみに漫画はほとんど読んでません。読書はハードルの高い行為になりつつありますが、必要なことだと思っています。

 みなさんの参考になれば幸いです。

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両@リベ大学長『お金の大学』

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貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う一生お金に困らない「5つの力」の基本! ◎人生6大固定費の見直し方法◎必要な保険は3つだけ◎マイホームより賃貸をおすすめする理由◎おすすめの副業8選 ◎初心者でもプロに勝てる資産運用法◎やってはいけない投資の見抜き方すべて実践すれば、日本で上位8.4%のお金持ちに入れちゃう! ?生活・仕事・老後のお金の不安を減らし、自由に生きるためのノウハウがぎっしり!日本一わかりやすいお金の教養チャンネル「リベ大」の誰も言わないけど、やれば人生が変わる〈お金の勉強〉超実践型バイブル!図解とイラストがぎっしりの全272ページフルカラー。

 2021年7月現在、50万部を超える大ベストセラーであり、YouTubeの登録者数も130万人超え。両学長の動画を見始めたのが、2021年に入ってから。本著を読んだのは4月。ほぼ毎日、動画を観ているのでだいたいの内容は頭に入っていたとはいえ、お金に困らない「5つの力」をどう鍛えていくかを改めて考えさせます。YouTubeでの初歩的な動画をまとめたものとなっており、イラストをふんだんに使ってわかりやすい内容です。

 主には固定費の削減、支出の最適化がメインですね。学長のいう5つの力のうち、貯める力が重視された内容です。他にも金融・法律関係で学べることが多い。1万円を新たに稼ぐよりも、1万円の出費を減らす方が楽

 わたしも本著で学び、支出を改めて見直しました。格安SIM移行を始め、買い物の回数を減らす、モノを減らす等、最適化するためにはどうすればいいのかを実践し、今もなお試行錯誤しております。固定費削減は家賃以外は概ね減らすことに成功しています。

 あとはやっぱり“行動することの大切さ”。それはどの自己啓発本にも書かれてはいますが、両学長はあの声質だからかパワーが湧きます。とりあえず一家まるごと学ぶ必要があると思える書籍。

グレッグ・マキューン『エッセンシャル思考』

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エッセンシャル思考は、単なるタイムマネジメントやライフハックの技術ではない。本当に重要なことを見極め、それを確実に実行するための、システマティックな方法論だ。エッセンシャル思考が目指す生き方は、「より少なく、しかしより良く」。時代はすでにその方向へ動きだそうとしている。99%の無駄を捨て1%に集中する方法!

 今さら読んだの?ってぐらい有名な書籍。上記で挙げた両学長の動画でオススメされていた書籍です。

 現代社会はそもそもの選択肢が多すぎる。その中で選択肢を減らす、引き算の美学。端的にいうと、やることの断捨離。他の誰かで代わりが効くものではなく、自分のやるべき大事なことに集中する。当たり前なんですけど、その考えを実践する。

 自分の場合はとにかく、やらないことを決めましたし、モノを売ったり処分したり、入ってくる情報を減らしたり、家事を極力しなうようにしたり。ミニマリスト的な生活・思考に通ずるものだとは思いますが、「他人に振り回されず、自分で選択した人生にする」その結論に至るのではないでしょうか。

アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』

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平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか?睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存―最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。

 所有してる人はほぼスマホ脳ではないでしょうか。某アイドルの曲で歌われたように電車乗れば、スマホ図書館だし、道歩く人もスマホを目印にして歩いているかのよう。スクリーンタイムに圧迫される時間、行動。奪われる集中力。疲弊する精神。神経の何かしらが失われていってるような。

 スマホはある意味で怪物であり、ドラッグのようなものです。それでも手放せないものであり、ライフライン。最適な距離の取り方・向き合い方とは? 現代人必読と言われるのもうなずける一冊。

あわせて読みたい
【書籍紹介】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』、スマホ依存にならないために 平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか?睡眠障...

イ・ミンギュ『後回しにしない技術』

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嫌なことを先延ばしにしない!「やらなければいけないことを、今すぐやる」ために必要なのは「意志」ではなく「技術」だった。「たった1%の変化を加えるだけで、人生は大きく変わる」という哲学を主張し、韓国で100万人以上の人々に影響を与えてきた心理学者が、「実行力」を身につける秘訣を伝える。実行力を発揮するプロセスを「決心」「実行」「継続」の3つのフェーズに分け、心理学に基づくノウハウや考え方を解説する。

 3月末にブックオフでたまたま見つけて購入。『意識』の面を大きく変えられた一冊となりました。「先延ばしの神は誰にでもやってくる」中で、”今でしょ”は、現在でも通ずるマジカルワードです。即行動していくことの重要性。

 「1日15分だけでも10年後のために使う」「毎日、1%だけ昨日と違うことをする」などの提言も。でも技術というよりは、考え方の本だと思いますけど(笑)。

尾石晴(ワーママはる)『ライフシフト習慣術』

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ライフシフトとは、「人生の向きや位置を変え、人生に変化を起こす」。人生100年時代は、「教育⇒仕事⇒引退」の3ステージの時代から、ステージの移行を数多く経験する「マルチステージ」の人生が到来することを意味します。その変化に対して、どのような人生戦略を立てていくか。「子育て、仕事、お金、人間関係、学び」ーこれらの5つのテーマについて、具体的な思考法&実践法を習慣術としてまとめたのが本書です。

 ワーママという単語はあまり使いたくない派ではありますが、著者の作品はお世話になっております。『やめる時間術』を読み、興味深い内容だったので最新作も手に取りました。

 両著共に「自分にとっての24時間を再構築する」というテーマがあると思います。本著は「やめる時間術」よりもこれからの生き方を考える内容で、複数の職業人生を歩むこと、無形資産のつくり方、習慣形成方法など。

 それらがひいては、“人生を主体的に生きる方法”に繋がっていく。性別、年代問わずに活用できる知識と実践法がある一冊だと思います。

黒田悠介『ライフピボット』

人生が長期化した反面、わたしたちのライフスタイルはむしろ短期化し、かつてのように1つや2つのゴールを目指すような未来は描けなくなりました。変化の早い激動の時代にあっては、いくつもライフスタイルを転換(ピボット)しながら生きることが当たり前になりました。本書では、そのような生き方を「ライフピボット」と命名。いつだって、いくつになっても自分らしい選択をし続けられるような考え方や行動指針を体系化しました。日々の行動は「三つの蓄積」「三つの行動原理」「六つのアクション」を足場とし、時に偶然を味方につけながら、いつでも何歳でも縦横無尽に未来を描く方法を解説します。

 ライフシフトがあってライフピボットがある。人の一生が延びたことで人生のルールが変わった。それと関わる世の中/世界も爆速変化を続けている。どれだけ凄まじいスピードになっているかというと以下の通り。

・5000万人のユーザーを獲得するまで
飛行機68年/車62年/電話50年/電気46年/クレジットカード28年/テレビ22年/コンピュータ14年/携帯12年/インターネット7年/YouTube4年/Twitter2年/ポケモンGO19日

 キャリアプランなんか意味をもたなくなりつつある中、主に仕事関係でこれからどう生きていくか、そのヒントを与えてくれる本です。ピボットとはバスケ用語なんですけど、軸脚はしっかりと残して、もう片方の足は色々なことに対処できるように備える。

 経験による「蓄積」と「偶然」がキャリアの転換につながる、それがライフピボットだと著者は説く。生き方に迷いがある今、読めて良かった一冊。

ビル・パーキンス『DIE WITH ZERO』

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人生でしなければならない一番大切な仕事は、思い出作りです。最後に残るのは、結局それだけですから(p45)

「富の最大化ではなく、人生の喜びを最大化するため」を目的とした本著。経験への支出と貯蓄のバランスを各年代ごとに最適化しながら、良い人生を歩むためにはどうしたらよいかを説く。“人生は経験の合計である”というのはその通りであるが、読みながら自分の人生を回顧し、憂う。時間は戻ってこないことをさらに憂う。

 若い頃に無理して貯蓄はするが、その貯蓄に回したお金を使っていれば、一体どれだけ価値のある経験ができただろうか。記憶の配当や複利が高くなる若い時にこそ経験せよ、と著者は言う。

 昨今のFIREムーブメント(残りの人生に必要な経済的独立を早期に達成して退職し、余生を過ごす)に対しての提言でもある一冊。「ゼロで死ね」は、”所持金を使い切って死にましょう”ってことです。

尹雄大『さよなら男社会』

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僕らはいい加減、都合のいい妄想から目を覚まさなければならない。圧倒的な非対称を生きる僕らは、どうしてその事実に気づけないのか。真に女性と、他者とつながるために、乗り越えねばならない「男性性」の正体とは何か。50歳となった著者が、自らの体験を出発点に「いかにして男はマッチョになるのか」「どうすれば男性性を脱ぎ去ることができるのか」を問う。——これまでにない男性をめぐる当事者研究!

 子どものころから女性っぽい、女々しいと言われていた著者。ゆえにジェンダーに対する認識が幼いころから身についていたそうだが、日本における男性性の獲得・形成、未だにその牙城を崩すのが容易ではない男社会についての考察が主だったところ。

 軽んじられる女性への理解については当然、書かれておりますが、男性にしたってその男社会に苦しめられている現状を丁寧に言葉で示している。ここ1、2年はジェンダーを意識した作品を結構読んだり、観たりしているが、本作は男女問わずに射程が広い。それこそ性別や国境を越えて個人として見る、接することの重要性を説く。

男性性は男性だけが備えているものではないし、女性の中にも男性性はある。女性性もまた同様に男性のうちに存在する。ただ、ここでいう男性性が「逞しさ」だとか「論理的」を意味し、女性性は「細やかさ」「感情的」といった社会が用意したステロタイプである必要はもう本当にない(p158)”

松田青子『持続可能な魂の利用』

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そして今、世界中で「おじさん」によって運営されてきた世界が衰退し、危機に瀕している。それはつまり、「おじさん」のつくったルールが間違っていたということだ。(中略) このままきっと「おじさん」によって国が滅び、世界が滅びる。「おじさん」によってみんな死ぬ(p235)

 こちらの方が刊行早いですが、上の『さよなら男社会』にも通ずる作品。おじさんとおじさん社会は蔓延しているし、時代が移り変わる中でも変わらないところは変わらない。これは本当に変わらない。男の私でも生きにくさを感じる部分が多々あるので、女性の方からしたらもっともっとだろう。

 セクハラ被害を訴えたら、逆に退職に追い込まれたアラサーの派遣社員女性を視点に、違和感を描き出し、勇気をもって立ち向かう。それでも彼女自身はある女性アイドルにハマっていたりもする。本作はとても面白くて一気に読み切りましたね。

マルク・デュガン『透明性』

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自国第一主義による地球温暖化は終局を迎え、人類の生存域が北欧地域に限られた2060年代。グーグルによる個人データの完全な可視化は、人間から共感という能力を失わせていた。そんななか、アイスランドで暮らすトランスパランス(透明性)社の元社長が、個人データを人工的な体に移植し、不老不死を可能とする“エンドレス・プログラム”の準備を進めていた。それは、“考えること”を放棄した人類への最後の抵抗にして、ささやかな願いだった―仏のドゥ・マゴ賞受賞作家が放つ、この現在の先にある、不可避な未来への警告。

 『透明性』とは、訳者あとがきによると情報が透明であるということで、一人の人間について外に知られてないことは何もないという意味。2068年という時空まで先にいった世界を描く。その頃には、某検索大手企業に一個人の行動のひとつひとつが完全把握されている。何一つ隠せることはない状況。

 ひとりひとりの資産は丸裸だし(これは既にか)、健康と心理も把握される。そして誰と交際したか、性行為に及んだかまでが全てがデータ化。筒抜け・透明化されることで逆にできあがってしまうユートピア。完全監視社会。人間はそこに慣れ、何の疑いもなく暮らしていく。

 2060年代にはなっているけれども、2030年には既にそんな世界になっている気がしないでもない。そして、本著は人をデータ化することで、データを他の身体に移植することで不老不死を実現するとさえ書いています。先日に観た『Arc アーク』では肉体の不老不死を描いていたので、別の発想。

朝井リョウ『正欲』

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お前らが大好きな “多様性”って、使えばそれっぽくなる魔法の言葉じゃねえんだよ。多様性って言いながら一つの方向に俺らを導こうとするなよ。自分は偏った考え方の人とは違って色んな立場の人をバランスよく理解してますみたいな顔してるけど、お前はあくまで“色々理解してます”に偏ったたった一人の人間なんだよ。目に見えるゴミ捨てて締麗な花飾ってわーい時代のアップデートだって喜んでる極端な一人なんだよ(p337)

 傲慢な他者理解、正しさ・常識の範疇への押し込み、勝手な不可侵領域への侵入。人間は、他者は決してわからない。終盤の切れ味は流石としか言いようがないし、今回もズバッと斬られます。作家生活10周年記念、白版『スター』に続く、黒版がこちらです。多様性をこういう切り口で攻めるかと感心します。

乗代雄介『旅する練習』

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2020年3月、コロナ禍で予定がなくなった春休み。中学入学を控えたサッカー少女・亜美と、叔父で小説家の「私」は、我孫子から、鹿島アントラーズの本拠地をめざして、利根川沿いを歩き始める……。サッカーの練習や風景描写をしながらの「書く、蹴る、歩く」の旅を描く。第164回芥川賞候補作。

 2021年に入って読んだ小説の中で新型コロナウイルスが登場したのは本作で2冊目。塩田武士さんの『デルタの羊』の中でチラッと出てくる(といってもあの小説は2020年より先に進む内容であったが)。新感染症によって生活が加速度的に蝕まれる2020年3月、何気ない旅路の中で直面する学校や図書館の一時閉鎖。そして、Jリーグの延期。 

 その中で回数を刻むリフティングと奥ゆかしさを覚える風景描写が染みる。亜美(これが”アビ”と読むんだな)と私の軽やかな会話劇になんだかホッとする。旅路の中でめぐりあう大学卒業を控えた女性・みどりが直面する現実に辛さを覚える。でも、こんなことが起こってしまった人生なんだけど、終着駅のカシマスタジアムを経てそれぞれの新しい旅路が始まっていく。

 ささやかな時と風景を描く、そのかけがえのなさを味わう一方で終わりの唐突感に驚いてしまう。それでも惹かれる一冊です。

岸政彦&柴崎友香『大阪』

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「文藝」連載時より反響を読んだ、岸政彦さんと柴崎友香さんによる初共著エッセイ『大阪』。大学生のときに大阪に住みはじめて現在に至る岸さんと、20代後半で生まれ育った大阪を出て東京に住み始めた柴崎さん。おふたりの「大阪」への交差する視点は、世間一般で言われがちな「コテコテ」「たこ焼き」「アクが強い」といった「大阪」イメージとは異なる、誰もが知っているけれど知らなかった、大阪の街と、そこに生きる人々が描き出されています。『大阪』は、私たちが生きてきた土地と出会った人々への捨てられない想いを、やわらかく浮かび上がらせてくれるようです。

 社会学者としても小説家としても実力を発揮する岸政彦さん。芥川賞作家である柴崎友香さんの共著。大阪に縁がある人もそうでない人も、本著を通して自分が見てきた風景や街を想い、自分を思い返すことができる。そんな一冊です。上半期に読んだ中では1位にあげたい一冊。詳しくは下記の記事にて。


上記には挙げませんでしたが、2021年に読んで自分にすごく刺さるフレーズがあったのが、森博嗣先生の以下の新書。今年になって4冊ほど読みましたが(以前にも新書は数冊読んでて、ミステリーの方もそこそこ読んでます)、これが一番来ましたね。

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「生き辛さ」は、現在収穫がない畑に立っている人が感じるものです。その「生き辛さ」は、その人が長い時間をかけて作り出した結果でもあります。目の前にあるのは、「生き辛さ」が現れるまで、放っておいた畑なのです

 ”原因自分論“というのがありますが、本当にそうだなあと実感しております。”面白いとは他人が与えてくれるものではない、自分次第だ”と反省して最近は生きております。

 以上で終わりたいと思います。2021年下半期は新たに手に入れたkindle paperwhiteと紙の本を併用しながらまた読書をしていきます。

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