久々にLITEのライヴを観ました。昨年に発表された、約3年半ぶりの5thアルバム『CUBIC』を携えてのツアー2日目の名古屋。新作は原点回帰がキーワードに上がってはいたものの、ブラックミュージックの要素や様々なコラボレーションを交えながら自身の音楽性を拡張する快作でした。もちろん、その新作中心のライヴではありましたが(「D」のグルーヴがたまらんかった)、初期ファンほど狂喜するようなセットリストが組まれていて、心のなかで何度も歓喜の雄叫びをあげたことか(笑)。
そして今回は棒状のLEDを数カ所に立て、演奏と連動しながら光輝く演出が素敵でした。非常にキレイであり、『Installation』ツアーで観たときのVJとはまた違った良さがありましたね。さらに中盤ではアコースティック・セットで2曲を披露。「新しいLITEを開発していく」という武田さんの言葉がありましたが、「Ghost Dance」がロドリーゴ・イ・ガブリエーラみたいな情熱迸る感じになっていてなかなか良いと思ったり。また今ツアーはライヴ写真をどんどん撮影・録画していいとのことで、SNSと連動した企画も行われていました。
驚いたのは初期の曲が多かったこと。中盤でまさかの「Recollection」が飛び出してきた時にはめちゃ驚いた。何年ぶりにライヴで聴いただろうかと思わず記憶を辿ったし。本編ラストにしてもプログレ迷宮たる「Phantasia」で歓喜させてくれるのもの良かったです(途中でつまづいたけど)。アンコールでは「Ef」と「Contemporary Disease」でマスロック・カロリーオーバーの締めくくり。新しい自分たちを提示しつつ、初期ファンにはたまらない1日。LITEはこれで活動13年、さらに頼もしい存在になってくれそうです。
‐‐‐setlist‐‐‐
01.Else
02.Balloon
03.Image Game
04.Warp
05.Angled
06.Echolocation
07.D
08.ripple spread(Acoustic)
09.Ghost Dance(Acoustic)
10.Square
11.Recollection
12.Prism
13.Bond
14.Pirates and Parakeets
15.Infinite Mirror
16.Phantasia
‐‐‐encore‐‐‐
17.Ef
18.Contemporary Disease