ポストロック– tag –
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We Lost The Sea、尊い命を悼む鎮魂のポストロック
オーストラリア・シドニー出身のシネマティック・インストゥルメンタル・バンド6人組。バンド結成から数年はヴォーカルありのポストメタル・スタイルでフルアルバム2作品をリリース。2013年にヴォーカリスト・Chris Torpyの自死に伴い、完全にインスト・サウンドへと移行。2015年に3rdアルバム『Departure Songs』を発表し、ポストロック・バンドとしての地位を確立することになりました。本記事はフルアルバム4枚について書いています。 -
sleepmakeswaves、煌びやかで力強いポストロック
オーストラリア・シドニーのポストロック3人組。EITSに代表される轟音系ポストロックの中に、65daysofstaticを思わせる電子音を用いたアプローチを混合。これまでに3枚のフルアルバムと数々のEPをリリースしています。世界的なフェスへの出演、また大物バンドがオーストラリアを訪れた際のサポート出演が豊富。本記事はフルアルバム3枚について書いています。 -
【モノクロームの叙事詩】Godspeed You! Black Emperor
1994年に結成されたカナダ・モントリオールの音楽集団。特徴的なバンド名は柳町光男氏の同名映画に由来。プログレ、クラシック、ポストロック、ドローンを司りながら極めて前衛的な音響、ならびに政治的なメッセージを掲げる。独自の世界観を持つ存在であり、NME誌においては「今世紀最後のグレイト・バンド」と評されました。本記事は全7枚のフルアルバムについて書いています。 -
【轟音系ポストロック 20選】静と動の研ぎ澄まされた美学
"静"と"動"を行き来しながら物語を紡ぐ、轟音系ポストロックのオススメ作品20選。クラシックな作品からマイナーまで取り扱っていますので、この静寂と轟音に浸ってほしい。 -
This Will Destroy You、轟音系からの深化
アメリカ・テキサス州サンマルコス出身のインストゥルメンタル・バンド4人組。05年のデビュー作『Young Mountain』が海外紙の”Top 50 Instrumental Albums of 2005″を得たのをきっかけに一気に世界的評価を高めます。3rdアルバム『Tunnel Blanket』から自身のサウンドをドゥームゲイズと評するようになる。本記事では全7枚のフルアルバムについて書いています。 -
独自のインスト路線を突き進んで20年を超えたバンド Maserati
活動から20年を超えたUSアセンズのインスト・バンド、Maserati。ポストロックにクラウトロックやエレクトロ、ディスコサウンドなどを幅広くブレンドした独自のインストサウンドを奏でる。全フルアルバム7枚+編集盤の計8作品について書いています -
Mogwai、轟音系ポストロックの真価と進化
スコットランド・グラスゴー出身の4人組バンド。1995年結成。1997年に発表したデビュー作、『Young Team』でシーンに登場して以降、25年以上に渡ってポストロックを代表するバンドとして君臨し続ける。本記事ではこれまでにリリースした全10枚のフルアルバムの他にサントラ、ライヴ作など計14作品について書いています。 -
te’、覚えられない長い曲名とエモーショナルなインスト
残響レコード代表のkonoを擁する3人組インスト・バンド。2004年に結成され、エモ・ハードコア色の強いインストで支持を集めます。本記事ではこれまでに発表された6枚のフルアルバムについて書いています。 -
pg.lost、純粋なドラマと昂揚感をもたらすポストロック
スウェーデン・ノルヒェーピング出身のインスト・ポストロック4人組。元Eskju DivineのメンバーやCult of Lunaに2013年に加入したKristian Karlssonを擁す同バンドは、メランコリックな曲調と実験精神を持ち合わせ、各国のポストロック・ファンから支持を得ます。全フルアルバム5枚と初期EP『Yes I Am』の全6作品を紹介。 -
ラトビアからのポストロック灯火、Audrey Fall
和国を拠点に活動するインストゥルメンタル・カルテット。2014年初頭に1stアルバム『Mitau』をリリースした。本記事はその唯一のフルアルバムについて書いています。 -
Gifts From Enola、剛腕なインストからポストハードコアへ。
2005年から2013年まで活動したアメリカのポストロック・バンド。初期は優美轟音のインスト・バンド、後期は激情系ポストハードコアと音楽性を変化させて、自身の未来を切り開いていきました。本記事では4枚のフルアルバムを紹介しています。 -
tape、ささやかな安らぎ
スウェーデンの音響トリオによる5作目。本作で聴ける柔らかで上質、それでいて実験性精神も投影されたサウンドは心地よくて聴き応えも十分。感傷も滲ませた叙情的な音色は日本的なわび・さびを湛えている感じ。そこに細かく配色されていくまろやかな電子音とが生むハーモニーが絶品です。