【アルバム紹介】Aeges『Bridge』

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アルバム紹介

Bridge(2012)

 PELICAN、UNDERTOW、16のメンバーを中心とした4人組バンドの1stアルバム。こういうメンバーが組んだからこその90年代のグランジ~オルタナからスラッジ色も交えたサウンドを展開。

 Fu ManchuやAlice In Chains辺りが頭をよぎるリフに哀愁のあるメロディを絡め、ヘヴィだが推進力のあるリズムが中心になった進撃する。そんな楽器陣に引っ張られているゆえに、予想以上にパワフルで馬力のある楽曲が多い。

 そしてCave Inを思わせる艶やかな歌唱と激しい絶叫を繰り出すヴォーカルが印象的。鬱憤を晴らすかのように吐き出す叫びから、”渋さ”を感じさせるワイルドな情緒を持った歌までもがしっかりとはまっています。

 怒涛の#1「Wrong」に始まり、ハードコア~オルタナの感性をいかんなく発揮した楽曲から#5のようにヘヴィなサウンドに乗せて渋い歌が心温めるものまで抑揚がつけられた全10曲。

 その辺の好きな人の心を突くことは間違いないだろうし、個性や先人達への憧憬が見事に形になって表れている作品です。

メインアーティスト:AEGES
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