DIR EN GREYとPIERROTが共演するなんて誰が想像できたでしょうか。90年代末期にメジャーデビューを飾ったV系両巨頭。一部では”丘戦争”とも言われ、メギドとアクロの両丘での公演が1日ずつ。わたし自身は2日目のみ参加しました。
PIERROTのパフォーマンスを見るのは初めて。音源は熱心に全部聴いているわけではないですが、初期曲を中心にかつてのオーラを漂わせる。そして、また曲に合わせて振付があって一糸乱れぬ感じでついていくピエラーも凄い。ある種の宗教染みた一体感には、一時代を築いたバンドとファンとの絆の深さを感じさせました。
対してDIR EN GREYは。前日のセットリストからはわりと入れ替えていて、今月より始まるMACABREツアーとも被らないような配慮がされている。とはいえ、ひたすらディルらしい生きるか死ぬかのパフォーマンス。そして、PIERROTは丘に行きませんでしたが、DIRはちゃんと丘に行って「アクロの丘」を演奏。でもアクロの丘で待っていたら此処が真実だと「VINUSHKA」が全てを無残にも更地にする。ここが一番痺れましたね・
PIERROTにはあって、DIRにはないものが見れましたし、その逆もまた然り。キャッチコピーにあった”破壊的な融合”は確かな衝撃のもとで実現していました。なんにせよ、一番驚いたのは京さんが久しぶりにしゃべったこと。「ピ、ピエラーのみなさん」「丘戦争って何?」等、信じられないような単語が出て余計に驚きが大きかったです。
PIERROT
01.MAD SKY -鋼鉄の救世主-
02.Adolf
03.ENEMY
04.HAKEN KREUZ
05.脳内モルヒネ
06.MAGNET HOLIC
07.パウダースノウ
08.鬼と桜
09.PIECES
10.PSYCHEDELIC LOVER
11.CREATURE
12.クリア・スカイ
13.HUMAN GATE
14.蜘蛛の意図
DIR EN GREY
01. Un deux
02. OBSCURE
03. 詩踏み
04. 濤声
05. audience KILLER LOOP
06. Behind a vacant image
07. アクロの丘
08. VINUSHKA
09. GRIEF
10. 朔-saku-
11. Revelation of mankind
12. Sustain the untruth
13. 激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
14. THE FINAL
15. 残