グラスゴー出身のインディー/エレクトロ・バンド。Mogwaiが大絶賛して自身のレーベルRock Actionと契約するほどの存在です。本記事は3rdアルバム『Have Some Faith In Magic』について書いています。
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アルバム紹介
Have Some Faith in Magic(2012)
Mogwai主宰のRock Actionより作品をリリースしているグラスゴーのエレクトロ・ロックバンドの3rdアルバム。実験性と昂揚感溢れるポップさが上手く足し引きされたエレクトロという印象ですかね。
空間を眩いまでに輝かせるシンセにギターが重なり、意外なほど明確に浮き沈みする重低音ビートが躍動感を与えています。80sっぽいチープなシンセ音はニューウェイヴ~エレポップに通ずるものだし、メロディも洗練されていて耳を引く。
また反復の快楽を上手く用いつつ、効果的に飛び出るトライバルなリズムがグッと体を持ち上げてくる。この躍動感がHoly Fuckを思わせる感じでなかなか。本作で積極運用している歌は、コーラスっぽく楽器のように用いられています。
Hot ChipやFuck Buttonsが引き合いに出されていましたが、近いものはありますね。ただErrorsはユニークなテイストを持ったエレクトロを追及していってる感じ。
ダンスミュージックにも接近するノリのよさ、さらにはジャーマン・エレクトロ的な要素も垣間見え、ポップを昇華する余裕も見せた本作は、The Silent Balletでは8.5/10を記録。世界的にも受け入れられています。
Errors / Have Some Faith in Magic
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