【アルバム紹介】I Am Robot And Proud『Uphill City』

2000年よりトロントで活動する中国系カナダ人ショウハン・リームによる1人ユニット。本記事は4thアルバム『Uphill City』について書いています。

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アルバム紹介

Uphill City(2008)

 4thアルバム。音楽としては、歌なしのエレクトロニカ・ポップス。生音も多少入っているが、ほぼ打ち込みで延々とピコピコやっちゃっています。これがまた実に癒し効果の高い心地の良いサウンド。はまってしまう人が多いのも頷けます。

 ロボットと名前に入れてるし、打ち込み中心だからめちゃくちゃ無機質だろうなと思ったら、終始温かくて穏やかな空気が生み出されているから驚きます。自然と人間、その両方の温もりが感じられるつくり。激しさという言葉は全く無縁で、柔らかな電子音が空間を常にゆったりと行き来しています。

 休日の午後の昼下がりにまったりしたい時に流したい作品ですね。聴いているとリラックスできて気分を落ち着かせてくれる。キュートな音がつまっている点も余計に耳馴染みが良い。全12曲収録ですがどの曲も3分前後(長くても4分)に収まっていてその点においてもストレスを感じさせません。

 タイプは違えど、miaouやepic45なんかと同様に、優しくて穏やかな時間を約束してくれる存在といえるだろう。全曲が金太郎飴にも思えたりしますが、彼が生み出すポップなエレクトロニカはそれだけ珠玉。

お読みいただきありがとうございました!
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