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MAG-NET(2004)
03年6月からのcalii≠gari無期限活動休止に伴い、ソロとして活動し始めた村井研次郎氏のMAG-NET名義の1stアルバム。ドラムスに上領亘氏、ギターに是永巧一氏を迎えて製作。音源を再生して聴こえてきたトランス・ミュージックに一瞬、聴くものを間違えたのかな?と錯覚してしまいました。
超絶的なベースでリードするかと思えばそうではなく、バランスを重視しつつ芸術性を意識した作品です。ジャズ、フュージョン、トランス、テクノ、ロック、オルタナティブ、ヘヴィメタル等の様々なジャンルが渾然一体となり生み出される音たち。
テクノサウンドとベースの融合が絶品な#1、執拗なベースのリフレインから徐々に熱気を上げ迸る#2、温かい朝日が大地に息吹を与える#3、深紅の鳳凰が今にも天へ飛翔していきそうなギターサウンドが特徴的な#6などがオススメ。
今作中で一番の凄みを覚えたのは#5。静寂の中をピアノとベースが輪郭を造り、ゲストVo.イズミカワソラさんの美しい声が世界に癒しを与えていき、無意識のうちに自然と楽曲に引き込まれます。研次郎さんはリリース後にSEX MACHINEGUNSに加入。
UNDERMINED(2018)
約14年ぶりとなるソロ2作目。