2003年に結成され、2022年まで活動したアメリカ・テキサス出身のヘヴィメタル4人組。メタリカ、オジー・オズボーン、モーターヘッドといった数々の大物バンドの前座をこれまでに務め、評価が高かったバンドです。
それはメタリカのドラマーであるラーズから「俺らの若い時より全然かっこいい」とまで言わしめたほど。わたしは07年Lamb of Godの来日公演、10年Metallicaの来日公演の共にオープニングアクト出演時にライヴをみました
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アルバム紹介
Warp Riders(2011)
3rdアルバム。全10曲約48分収録。Vo&Gtのジョン・D・クロニスが書いたオリジナルのSF物語を中心としたコンセプトアルバム。
サウンドはブラック・サバスを根幹にドゥーム、プログレといった要素で混ぜ合わせたもの。枯れた哀愁や70’sを意識した音づくりで、多彩なフックを武器にして感興を誘う。
速度と獣性を控えめにしたMastodonやBaronessといった印象を受けますが、もっと伝統的なヘヴィメタルに添った形。
リフ、グルーヴ、歌から感じるビンテージ臭はその証拠で、どっしりとした重量感とブルージーなユニゾンやギターソロをうまく落とし込み、しっかりと聴かせてくれます。
全体的にはミドルテンポを主体にじっくりと小気味よく組み立てていく曲が多いですが、ここぞという場面での疾走/突進力も心強い。
#1や#6といったインスト・ナンバーから、後半にかけてしっかりとプログレ的な盛り上がりを見せる#9、#10のようなキメ曲が控えています。
古めかしさを味方につけたサウンドだからこそ多くのファンに支持されていたのだなと。
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