2007年3月に、元LAREINEのKAMIJO氏と元SULFURIC ACIDのHIZAKI氏らが中心になって結成されたヴィジュアル系メタル・バンド。
”絶対的な様式美サウンドと耽美の極み”をバンドの構想に掲げ、”薔薇の末裔”をコンセプトに本格派のメロスピ/シンフォニック・メタルと美麗なメロディ、荘厳なゴシック要素が組み合わさる。
MALICE MIZER風の中世ヨーロッパを思わせる容姿と芸術性、X JAPANの破滅の美を備えた彼等の活動は国内外問わずに支持を獲得。2007年~2012年まで活動し、その後に活動休止してしまいますが、2015年に活動再開しています。
本記事は1stアルバム『NOBLE』について書いています。
アルバム紹介
NOBLE(2008)
1stアルバム。全12曲約57分収録。ようこそ薔薇の世界へ。MALICE MIZERの中世ヨーロッパ的世界観に、X JAPANの破滅の美学を組み合わせたという説明がイメージとして一番近いでしょうか。
音楽的には北欧のメロディック・スピードメタルそのもの。でもコテコテ濃厚。ヴィジュアル系マシマシの濃ゆい部分をこれでもかと調味料をかけ、高度な演奏技術と端麗な容姿でそれを実現しております。
激しく艶やかなツインギター、華麗すぎるメロディ、駆け抜ける疾走感。さらにストリングスやピアノ、クワイアを従えて、ネオクラシカルやゴシカルな色艶も絡めて壮麗なるメタル・シンフォニーを響かせています。
Versaillesの王道を突っ走る#2「Aristocrat’s Symphony」や#8「The Revenant Choir」を始めとし、狂い咲く美に偽りなし。
時が拒むほどあなたを求めるキャッチーなメタル#3「Antique in the Future」、スピード&アグレッションで攻め立てる#4「Second Fear」と#9「To The Chaos Inside」、そして#7「windress」や#12「Episod」といったバラードまで聴かせると魅せるを同時に体現できる曲が揃う。
劇的な物語性をつらぬき、儚くも気高きロマンティシズムに酔いしれることのできる作品。すでにラスボス的貫禄があり、Versaillesの世界を早くも確立しております。
JUBILEE(2010)
2ndアルバム。
Holy Grail(2011)
3rdアルバム。
Versailles(2012)
4thアルバム。