2011年に結成されて2017年まで活動した、空港系ピアノマスポップ男女混声トリオ。”RO69 JACK 2014″の優勝アーティストにも輝いた実績を持ち、女性ヴォーカルとピアノをフィーチャしたマスポップで注目を集めました。
本記事は2015年4月にリリースされた1stミニアルバム『a [ 360°] Cosmic Flight』について書いています。
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アルバム紹介
a [ 360°] Cosmic Flight(2015)
「最高の宇宙の旅でした」「ATLANTIS AIRLINEのおもてなしがとっても快適でした」と次々とお喜びの声を頂いていそうな初の全国流通となる1stミニアルバム。
ATLANTIS AIRPORTが先導する空と宙の冒険の書がここにスタートする。
その音楽は、プログレ~マスロック経由の突拍子もない展開が随所に盛り込まれていますが、涼やかで抜けの良い女性ヴォーカルや多彩に表情をつけるピアノによって中毒性とポップさを添えている。
実験的で変則的。静動緩急をダイナミックにつけた#3「Over The Rainbow」は特にそうでしょう。なのに”歌もの”として成立させていて軽やかに耳をなでてくる。
ポップであることへも立ち向かい、巧みに実現させるセンスの良さと技量に惚れ惚れします。MVが制作されたリード曲#1「光と影の間」の緻密なサウンド・デザインは見事で、ファンタジー便として空の彼方へ発着。
フリーキーな演奏で荒っぽい部分も抽出しつつ小気味良く駆け抜けていく#2「ナイト・オン・ザ・プラネット」、エレガントな美しさと浮遊感が心地よい#4「アメノヒ」にも普遍性が宿る。
またこの航空会社を利用したいと思わせてくれる充実の1stミニアルバムであります。
Jackman Records
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