【ライブ感想】2025/01/31 Frail Body @ 今池HUCK FINN

 時刻はおよそ21時10分。Frail Bodyの猛攻撃は1stアルバムの1曲目を飾る「Pastel」から始まりました。ギターの繊細なフレーズにベースが歌うような高音域を奏でる箇所もあれど、それよりもダイレクトにくる猪突猛進と爆音ぶり。1分瞬間沸騰の「Titus」にせよ、「Berth」にしてもハードコアパンクの勢いと激情系といわれる放出ぶりにアドレリナンがドバーっ状態です。

 3人それぞれが最大出力・最大速度で挑んでくる姿勢が貫かれており、スタジオ音源よりもはるかに前のめり。そんでもってエモーショナル。シンプルなセットながら手数玉の爆速ドラムは尋常じゃなく、Convergeとかあのラインだよなあと感じましたね。

 起伏と緩急に富んだ「Devotion」の披露は前半の山場。美しい静と動の揺れ動きは、2ndアルバム『Artificial Bouquet』において最も進化を発揮した曲でした。そこから間髪入れずに「Monolith」に入っていくアがる瞬間も存分に堪能。ただ次の「Refrain」は繋ぎのフレーズを2分ぐらい設けてからスタートしたのでそこも間なしで行ってほしかった。

 その後はHolizon Line」に1stから「Your Death Makes Me Wish Heaven Was Real」を披露。アンコールは2ndアルバムのオープナー「Scaffolding」でさらにぶち抜く。1時間に満たないぐらいでしたが、熱とエネルギーは青天井。脳みそブラッケンド、体はバーニング的な体験でございました。

—setlist—
01. Pastel
02. Titus
03. Berth
04. Devotion
05. Monolith
06. Refrain
07. No Resolution
08. Aperture
09. Horizon Line
10. Your Death Makes Me Wish Heaven Was Real
11. Traditions in Verses

—Encore—
12. Scaffolding

お読みいただきありがとうございました!
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