
コロナ禍だった2020年5月の来日中止を経て、SUMACが7年半ぶりの日本再来。あの時と同じく、ENDONを迎えての東名阪ツアーとなります。SUMACは15年、17年と観て本日で3回目。
会場の池下CLUB UPSET。思いだせば2012年にここでEarthとMamifferを見ている。感慨深いものがある。
ライブ感想
ENDON

個人的には前回のSUMACの来日公演ぶりとなるENDON。メンバーの逝去があって編成が変わり、ヴォーカル+ノイズという3名によるステージでした。破壊という趣をあらわにしたノイズの波は相変わらず凶悪で、変わるものと変わらないものの中でENDONの表現は研ぎ澄まされている。
パワーアンビエントといえるパート、上下動のあるパート。それらを挟みながら50分地続きのアート作のような風合いを醸し出す。そこにヴォーカルの那倉氏がおっかねえ叫びを轟かせる。怒りか反抗か。デジタルがより主体となったサウンドに人間の獣性がギラつく。それこそ混沌を伴ってこそ音楽は真価を発揮するといわんばかりに。

SUMAC

SUMACの音楽。それは修行。精神と時の部屋。ヘヴィの説法、インプロヴィゼーションによる解体。アーロン・ターナー、ブライアン・クック、ニック・ヤキシンの3人がギター/ベース/ドラムの最小編成を最大化する試みのようであり、ロックはここまでダイナミクスを感じれるものかと凄みを覚えるものでした。アーロン・ターナー先生がギターを自由に弾きまくるのはISIS(the Band)に慣れきってる私からはやっぱり新鮮ですが、ライヴでしか味わえない感覚はISISもSUMACとて同じ。肉体と精神を蹂躙されたあとに込みあがる興奮。

—setlist—
01. Rigid Man
02. Yellow Dawn
03. Attis’ Blade
04. The Stone’s Turn

