
なんと11年ぶりの来日であることにまず驚きます。初来日となった2013年1月。カップリングできてたLoma Prietaも含めて音源をよく聴いてない状態でみました。名古屋246でのスタジオライブ。今なら信じられない距離感。「Home Away From Here」で衝撃を受け、その後に音源を集めました(当時はね、わかるでしょ)
2度目の来日はすぐ翌年。3rdアルバム「Is Survived By」を引っ提げてのツアーで、この時はenvyとのカップリングツアーでした。両バンドに満足して帰路へ。2年連続で来ているし、定期的に来日はするでしょう。まあそう思うのが普通です。ところが、Touché Amoréはその後もコンスタントにアルバムのリリースを続けましたが、まさか10年以上も来日できないとは。やはりみれるときにみておかないと、というのは鉄則ですね。
今回のツアーに同行するHollow Sunsのステージを終え、20時40分ごろにTouché Amoréのライヴ。「~」から始まりますが、待ちわびていた音に集まりし者たちの興奮と爆発が伝わります。強く実感したのは、笑顔と声と熱気に溢れるものだということ。 「Reminders」は特に顕著で、ステージと客席でエネルギーをぶつけあうようでもあり、高めあうようでもあり。微笑ましい光景がひたすらに続いていました。
ここ3枚のフルアルバム『Stage Four』『Lament』『Spiral in a Straight Line』にはジェレミー自身の喪失感を刻んでいるとはいえ、Touché Amoréのライヴからは楽しさや活力があふれてくる。「Hal Ashby」のシンガロンガ、「Goodbye for Now」の激走から沁みいる変化、「Flowers and You」の名残惜しい一体感。個人的には「Home Away From Here」がこの日も聴けたことがやっぱり嬉しく、初めてみたときの興奮がよみがえるものでした。
Alcestに続いて名古屋だけ1曲少ないという事態がTouché Amoréでも続きましたが(東京と大阪はアンコールで定番曲「Honest Sleep」を演奏)、大丈夫です。そもそも名古屋に来てくれること自体が幸運なことですから。

—setlist—
01. ~
02. New Halloween
03. Nobody’s
04. Green
05. Amends
06. Praise / Love
07. Reminders
08. And Now It’s Happening In Mine
09. Uppers, Downers
10. Come Heroine
11. Hal Ashby
12. Harbor
13. Palm Dreams
14. Limelight
15. Home Away From Here
16. Just Exist
17. Pathfinder
18. Rapture
19. Goodbye for Now
20. Flowers and You

