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【アルバム紹介】Jesse Ruins、流星のごとくきらめくシンセ・ポップ

 Captured Tracksからミニアルバム『Dream Analysis』をリリースしたことで、逆輸入的な形で注目を浴びた東京のインディーロック・バンド。

 煌くシンセポップと流行のチルウェイヴ等に影響を受けながら、心地よいサウンドを志向している。2016年を持って活動停止

 本記事は1st EP『Dream Analysis』と1stアルバム『A Film』について書いています。

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アルバム紹介

Dream Analysis(2012)

   東京のインディー・レーベルCUZ ME PAINの主宰者Nitesによるプロジェクトのリリース第2弾EP。12inchは6曲入り、CDだと7inchでリリースされた2曲が追加収録の全8曲。しかもリリースがあの Captured Tracks。

 聴いてびっくりするのがモダンなインディー・シンセ・ポップであること。エレガントなシンセサイザーと心地よいビートに乗せて切なくも軽やかに駆け抜けていく点がとても良い。

 ドリーム・ポップやチルウェイヴと共振しつつも、M83みたいにドラマティックに情緒を膨らませながら、胸に染みわたっていく楽曲群は惚れ惚れとする人も多いはず。

 単純に気持ちいいベース・ラインと4つ打ちの上を美麗シンセが煌き、女性声のサンプリングが揺らめく#1に始まって、キラキラ感と心地よいダンサブルな躍動感に感覚を持ってかれる#3や#4、インダストリアルな感性も発揮された#7など楽曲は粒ぞろい。

 キャッチーさと甘いノスタルジーを共存させる手腕も良いし、8曲で約30分程度というランニングタイムも手伝ってスゴく聴きやすい。

メインアーティスト:Jesse Ruins
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A FILM(2013)

 昨年にあのCaptured Tracksからリリースを飾った事で、逆輸入的な形で注目を集めた日本のインディ・ロック3人組の1stフルアルバム。

 その流星の如く煌くシンセ・ポップは、前作から大きく変化はしていない。M83に通ずる切ないノスタルジーや甘美なメロディを散りばめたサウンドは高品質。

 極彩色のシンセの先導が甘酸っぱい青春を蒸し返す#1「Laura Is Fading」、さらに勢いを増す#2「Talk To Alicia」の流れは抜群だし、チルウェイヴの深海にゆっくりと沈んでいく#4「Fausta」辺りも印象的。

 バリエーション豊かなビートに作品は支えられていて、ミステリアスな感傷を残していく加工された女性声の使い方もツボを得ています。

 インダストリアルなゴリゴリの重みが襲いかかったり、不気味なエクスペリメンタル・サウンドに引っ張られたり、茫洋としたアンビエンスに意識が霞むこともあり、有機的な変化を伴いながら作品は様々な表情をみせます。

 なかでも、ドリーミーなムードで優しく包み込む#6「Sleepless In Tokyo」、心地よいまどろみから艶やかな光の世界がゆっくりと立ちあがるラスト・トラック#12「Valentine at 2am」が好み。

 Captured Tracksに目をつけられたのも伊達じゃないなと。世界の現行インディ・シーンの音を凝縮したという印象は強いけど、それだけにとどまらない広さ/深さを感じる作品。

メインアーティスト:Jesse Ruins
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Heartless(2014)

 2ndアルバムにして最終作。

メインアーティスト:Jesse Ruins
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お読みいただきありがとうございました!
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