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【アルバム紹介】Jungbluth『Part Ache』

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アルバム紹介

Part Ache(2013)

 ex.Alpinistのメンバーひとりを中心に結成されたハードコア・バンドの1stアルバム。全9曲約29分収録。

 Alpinistにしても思想的な面が強いバンドでしたが、こちらは第二次世界大戦中に活動していたドイツの共産主義者である”Karl Jungbluth”から名前を拝借しています。

 音楽的にもAlpinistとは当然ながら付かず離れずの関係にあり、ネオクラストとして世界に波及したあの激音をぶっ放しております。ほぼ2分~3分台の曲を連発して畳みかける様に作品を進めていくのもそのまま。

 ですが速度からはかなり自由になっており、大きな起伏をもって聴き手を制圧しにきています。アクセル全開で蹴散らしていく前半から、ミッドテンポでゴリゴリの重音を叩きつける後半という劇的な展開を持つ。

 #2「Wakefield」がその中でも特に印象的な曲で、カオティックな絶叫と威圧的なリフを振り回してる裏側で、哀愁を絶妙に塗しながらエモーショナルさを高めていく辺り、らしい美意識が働いています。

 また、中盤の#4~#6では驚くほどグルーヴ重視に攻め続けていてスラッジ方面への傾倒が見受けられるし、グロッケンを用いたシネマティックなインスト#9「Crevasse II」で締めくくる辺りも憎い演出となっています。

 以前のバンドでは無かった音楽要素を収集することで、また新しい場所を目指していることが伺えます。そして彼強烈なメッセージ性を持つ音楽はやはりかっこいいもの。全9曲通してex-Alpinistの看板を背負っているだけある好作。

メインアーティスト:Jungbluth
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