Killswitch Engage ‐‐Review‐‐

1999年の結成からメタルコアの先駆者として世界中で認められている、アメリカ・マサチューセッツ州出身の5人組バンド。現在までに7枚のアルバムをリリース。


Incarnate

Incarnate(2016)

 ワカチコゆってぃも敬愛するメタルコア工科大学首席の3年ぶり7作目。初代ヴォーカリストのジェシー・リーチが復帰しての2作目になります。2013年には初のフジロック出演、翌年には5箇所を回る来日ツアーとここ日本での活動も展開。

 ギターソロを多めにしたり、メロデス風のパートを押し出してみたりと前作は攻撃的な印象がありました。そこからの本作はいつもの彼等に戻ったという印象でしょうか。アグレッシヴに攻め入って、伸びやかでクリーンなサビを大いに聴かせる。初期で築き上げたそのKSE職人芸に僕らは心酔し、ライヴでは大運動会を繰り広げるのですが、本作でもその効力は十分です。その中で哀愁の配分を多めにしたメランコリック仕立ては、気を遣ったところなのでしょう。アコギのスタートから全力メタルコアする#7「Quiet Distress」、壮大な曲調と中盤からポストロック風ギターが入ってくる#11「We Carry On」などは驚かされました。

 前任のハワード”ムチムチ”ジョーンズさんの方がメロディアスな歌唱には長けていると思ってましたが(僕は彼のほうが好きだけど)、ジェシーもこういった広がりのある繊細な歌を聴かせてくれています。その上で動の部分のキレ味を持つので、やっぱりKSEのVo適任者は彼か。メタルコア再教育を促す#1「Alone I Stand」~ #2「Hate by Design」は強烈の一言。安定飛行といえばそれまでですが、叩き上げでやってきたバンドの力を感じる作品です。

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