exlovers、青春の煌きと甘酸っぱさが詰まる

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Moth(2012)

   男女ツイン・ボーカルのシューゲイズ/ドリームポップ・ バンド。本作は1stアルバムにして最終作。”UKのPains~”と評されていたりする。甘美さ、瑞々しさ、ナイーヴな歌心が結晶化する楽曲群。ネオアコやシューゲイザーの味を見事に膨らませたこのサウンドが、甘酸っぱい青春を思い出すような懐かしい感触があります。

 本作はなんといっても#1「Starlight, Starlight」が抜群の完成度を誇る。男女ツイン・ヴォーカルが聴かせるハーモニー、清涼感さえあるノスタルジックなメロディ、春風のように軽やかな疾走感。このキラキラの大名曲は、初めて聴いた時に一瞬で心を奪われました。

 草原の上で寝っ転がって聴きたいフォーキーな味わいある#3「Emily」、蒼い焦燥感を滲ませたストレートな#5「Blowing Kisses」、時間を忘れるほどに麗しくサイケデリックな#6「Unlovable」、牧歌的なテイストも滲ませた温かくポップな#8「You Forget So Easily」などにも引きつけられます。

 そんな瑞々しい青春の煌きと甘酸っぱさが詰まったボートラ含めて全14曲。幅広い曲調も含めて魅力的です。原石が宝石に変わった瞬間を収めたような1stアルバムであり、切なく胸を焦がし、なおかつ温かい包容力が備わっている点がとにかく良いですね。

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