2008/05/05 OFF MINOR JAPAN TOUR 2008 @ 名古屋タイトロープ

offtour

 こどもの日にハードコア!!

 1ヶ月ぶりのライブはニューヨークのハードコアバンド、OFF MINORの来日公演。killieやBALLOONS、heaven in her arms、LITEという5バンドでの壮大な激音祭を見に、タイトロープまで行ってきました。しかし、このライブハウスは初めて行ったけどビルの3.5階にあるフロアの一室だった。HUCK FINNと同じくらいの大きさかな。しかしながら、結構お客さんが入っていたから(80人ぐらいだとおもうけど)驚きました。そんなこんなで客入れに時間がかかってしまって、少し押した。

Phantasia filmlets

 20分ほど押して、いきなりお目当てのLITEが登場。オープニングは1stミニアルバムの「I miss seeing all」からとちょっと意外でしたが、続いての「Human Gift」でも持っていかれました。アタックの強いベースと攻撃的なドラム、リズム隊が楽曲を引っ張っていくような感じだった。美しく咲き乱れるツインギターは非常にドラマティックにムードを演出し、臨場感と昂揚感を高めていく。何といってもこの躍動感がハンパない、自然と体が揺り動かされてしまう。ツインギターとベースが絶妙に絡み合う攻撃的な「Ef」、静と動をダイナミックに交差し激しく鮮やかに展開するラストの「Contemporary Disease」にはまだ始めのバンドなのに感動しっぱなし。

 唯一のインスト・バンドで、アウェー感も否めなかったですが初めてのLITEのライブ、物凄く引き込まれてしまいました。しっかし、ポストロックの方々ってライブだとみんな同じ動きするなあ(笑)。5月21日に2ndアルバム「Phantasia」がリリースされるので注目です(toeの美濃さんがエンジニアをやっています)。また6月からはその発売を記念してのPhantasia TOURが始まるそうです。名古屋には7月に来るのでまた見に行きたいと思います。

–setlist–
I miss seeing all / Human Gift / ripple spread / Ef / 新曲 / Contemporary Disease
   

被覆する閉塞 黒斑の侵蝕

 2番手にheaven in her arms。トリプリギターにベース、ドラムというちょっと変わった編成で、サウンド自体はenvyに似たポストロックを導入した激情ハードコア。だけれども、ヒステリカルな絶叫ヴォーカルや地響きが起こり続ける重量級サウンドなどを聴くと動パートはブラックメタル並にぶっ壊れている。ライブでは呪術的雰囲気をかもし出すためか、会場の照明は消して2本の蛍光灯を左右に置いてバンドを照らすという変わった演出も。トリプルギターによって深遠で壮大なストーリーを描き、独特の雰囲気を創り上げると同時にこちらのイマジネーションを最大限に喚起。そして放たれる轟音の洪水によって生まれるカタルシス。圧倒的な音圧により震える地面から凄みが伝わってくるというものです。演奏の音が大きすぎてヴォーカルの音量が埋もれ気味なのが残念でしたが、全体的には良いライブだったと思います。「鉄線とカナリア」も良かったけどラストの「赤い夢」にはかなり引き込まれたなあ。

–setlist–
声明 / 痣で埋まる / 明度八の偏愛 / 交差配列 / 鉄線とカナリア / 赤い夢

940 Pm 451 deg F

 4人編成の歌ものエモ~ポストロック・バンド、BALLOONSが3番手。バックの演奏は本当にポストロックよりなのだが、歌がUSロックっぽくもあり、エモっぽい感じもするオルタナ色が加わっているサウンド。その二つがうまく調和していて不思議な柔らかさと滑らかさ、それにロックの衝動もいい感じに伝わってきて興味深い音を出していました。演奏されるごとに徐々に引き込まれていき、最後の方は凄い心地よかった。この後、爆音害動を突っ走るような二組が続いたことを考えても清涼剤のように体に潤いを与えてくれましたね。

OFF MINOR/KILLIE

 そして、killieの登場。何だこの割れんばかりの圧力は。そしてこのかっこよさ。一瞬で惹かれてしまったのがこのkillie(キライ)というバンド。混沌が渦巻く戦慄の世界へWelcomeさせられると、凶器のように鋭利で鉛のように重い轟音をぶっ放し、神経を死滅させる。なんていうかこの前DOOM AGE FESTIVAL VOL.4で見たChurch of Miseryと同じような印象を受けました。全然楽曲は知らなかったけど、すげー良かった。お客さんも彼等お目当ての方が多くてかなりの盛り上がりだった。一組のカップルが肩組んでヘドバンしている姿を見たときは、名古屋もまんざら捨てたもんじゃないなと思ったり・・・(笑)

offminor

 ニューヨークから参上したマス系のハードコア・バンド、OFF MINORが当然にトリ。しかしmなんだこのかっこよさは!(その2)。基本はハードコアをベースにしながらもジャズやマスロックのフレーズなんかも入れて革新的なサウンドだった。とはいうもののハードコアのうねるような熱風は凄く、ギターとドラムがシャウトしまくるスタイルも非常に新鮮に映った。スリリングに畳み掛けてくることによって白熱する彼等のライブでは今まで大人しかった観客もついに暴れだし、モッシュが巻き起こる。珍しく私が前の方で見ていて参加しようかなあと思ったのですが、横の方に逃げました(笑)。ひたすら狂瀾怒涛の波が押し寄せるカオティックなライブに満足、アンコールにもバッチリと応えてくれて本日のライブは幕を閉じました。

OFF MINORは今回のツアーが終わったら解散するとかいう話もあるので、これがラストツアーかもしれない。そんな貴重な機会にこうしてライブが見られてとてもよかった。全バンドが約30分という短い持ち時間であったけど、どれも個性的で一時も見逃せないライブだったかなと。こどもの日にハードコア!その選択は間違いではなかった。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でGrumble Monsterをフォローしよう!