2008/11/09 TORCHE / COLISEUM @ 名古屋池下CLUB UP SET

torchejapan1

 今年春に発売された「Meanderthal」がスゲーかっこよかったので、Torcheのライブへと足を運ぶ。今回の来日公演はケンタッキーのハードコアバンドColiseumとの共闘ツアーで5公演を予定している。名古屋ではこの手のイベントにはお馴染みのEternal ElysiumとBlack Ganionという2バンドがサポートについて計4バンドによる地獄の宴が行われた。

 っが、会場に入ってびっくり。客少ねえぇ!!本当にびっくりするぐらい少ない30人弱。っていうかあれだろ関係者抜かすと純粋な客ってのは20人ぐらいじゃねえか。DOOM AGE FESTIVAL VOL.4のときよりも入って無かったよ絶対。多分、俺が行ったことあるライブの中では一番客が少なかった気がする。こりゃあとんでもない赤字だろと心配になるぐらいだ。こんな状況ではいつもいい音楽を提供してくれているDaymareさんに申し訳がたたん。っていうか名古屋来なくなる(汗)。

First Live at HUCK FINN"Rest In Peace...AI" [12 inch Analog]

1. BLACK GANION

 今年5月のenvyのライブ、そして6月のOmのライブに引き続いて見るのは3回目になる。それだけ見ていることもあって30分ぐらい遅れて入ったけど、開演時間も遅れたみたいでセットの半分くらいは見られたかな。相変わらずノイズを絡めた呪術的ハードコア、ドゥームっぽい。引き摺るようなリフから突如として生々しい殺気がピンと張り詰めたグラインドコアへとシフトして否応なしに爆発するし、スローな曲で絶望の淵へと落とし込んだりもする。何だろう途中から見たせいかもしれないけど、今日はやけにオカルトちっくで混沌とした世界観を重視しているような感じだった。それによって背中に悪寒が何度走ったことか。語り?で静かに終わったラストも何だか心憎くて、一本取られた。このバンドは正直、あまり好きなタイプではないんだけどいつのまにか音に引き込まれていることがよくある。

WITHIN THE TRIAD SEARCHING LOW&HIGH Spiritualized D 

2. ETERNAL ELYSIUM

 19時10分過ぎから出ました、名古屋のストーナー・トリオEternal Elysium。エターナルにしても今年だけで見るのが3回目。なぜか俺が行こうとするライブのサポートを勤めていることが多い(笑)。別にCDを持っているわけでもないんだけど、このバンドのライブは過去2回が良かっただけに期待していたのだが、今回も凄く気持ちよく見れた。サイケデリックなリフが起こす幻惑の連続に多彩なピースを散りばめ、絶妙のテンポチェンジを挟むことで音のエネルギーが脳の中でうまく昇華。酩酊を誘うブルージーな薫りにひねられた構成、それをそつなくこなす安定感。どれをとってもよかったな。演奏している彼等からは楽しんでいる(っていうか幻●見てる?)姿と余裕も見れるのもいい。岡崎さんとベーシストの姉さん(カイヤに激似)の掛け合いも良し。全部で4曲しかやらなかったけど(それでも40分ぐらいか)、2曲目には10月に発表した新曲を披露し、クセになってしまった「Shadowed Flower」も演奏してくれて晩秋の肌寒い夜長にホント気持ちいいライブでした。

Sister Faith House With a Curse  

3. Coliseum

 20時10分頃にケンタッキーのハードコアトリオColiseum(コロシアム)が登場。のっけから巨漢Vo&Gtのでかさ(縦にも横にも)とヒゲの長さ(10年は生やしている)にビビる。音の方はと言うと聴くものを手加減なしで打ちのめす野生的鉄拳ハードコアかと思ったら、Motorheadなんかを想起させる爆走ロックンロール!ロックらしいダイナミズムと重量感がばっちしと加味されており、加えてアクセル全開で行けるとこまで行っちまうぜ的なワルノリで突っ走るところがかっこいい。年間150本を越えるライブに裏打ちされた演奏力もまた凄く(特にドラムはなんじゃありゃ)、怒号の嵐・爆音の宴を40分間容赦なく打ち鳴らしていた。容赦の無い爆音・爆走・爆音・爆走・ロックンロールには相当俺も鼓膜を痛めつけられたな。ただ、このフロアの閑散とした状況にはさすがに不満顔で、少ない観客を巨漢Vo&Gtが必死に前の方に集めては盛り上げ、ドラムのあんちゃんが必死こいて盛り上げての繰り返し。さすがにこういうのを見るのは悲しいのだが、そんな状況にも負けないステージを披露してくれたと思う。

Harmonicraft Meanderthal Torche (Reis)   

4. Torche

 21時過ぎから始まった約1時間のTorcheのライブは終演後に思わず『こいつら、スゲー!!』と口に出したくなるほど圧巻のパフォーマンスだった。「Grenades」を皮切りに序盤は2nd「Meanderthal」からのナンバーを惜しみなく立て続けに連発。まさにそのアルバムで体現し通り明快なメロディと馬力ある轟音が絡む“ストーナー・ポップ”が空間を埋めつくしたわけだが、それがライブでならではの重量感と破壊力が弾けるようなポップさとガッチリと噛み合っていてこっちも笑顔で頭振りまくれた。さすがにこいつらも伊達に年間200本以上のライブを重ねているだけあってすんげーよ。

 特にコンパクトにロックのエキスを凝縮した「Pirhana」「Speed of Nail」「Hearer」辺りの疾走ぷりは気持ちよかったし、バンドと客の笑顔が咲き乱れた「Across the Shields」もばっちし。中盤辺りから1stからの出典をメインにしてもろドゥーム・スラッジ的な最重量級のヘヴィな音塊をひたすらぶつけ続ける。メロディもハーモニーもへったくれもないが、これがまた内臓にビシビシときて酩酊を誘われ、一心不乱に頭振ってしまう。1stの曲は聴いてないからよくわからなかったけど、「Meanderthal」での激重厚スラッジは言わずもがな強烈。合間には「Little Champion」~「Fat Waves」も挟まれ、「Fat Waves」ではColiseumのドラムも参加してのツインドラムで一気に熱が高まる。その後も圧殺スラッジ地獄はアンコールまで続いたわけなんだけど、五臓六腑どころか魂ごと揺さぶられてもう大満足の内容だった。

 もうすんばらしいライブだっただけにこの人の少なさは本当に無念。こういった規模のツアーにはもっともっと成功してもらいたいと思っているのに・・・。これからも動員には苦戦するかもしれないけれどもDaymareさんやRelapseさんには色々なバンドの来日公演をがんばって実現させて欲しい。それだけは切に願っている。

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帰りにはTorcheの日本ツアー限定Tシャツを購入(Tシャツは5種類ぐらいあった)。BORISを意識したデザインらしくなかなかキマっている。来年の夏によく着ることでしょう。

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