2013/11/24 kamomekamome @ 今池HUCK FINN

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 4thアルバム『BEDSIDE DONORS』を引っ提げて、kamomekamomeが3年ぶりとなる名古屋公演を開催した。前回来たのが、3rdアルバム『Happy Rebirthday To You』の全国ツアーの時で、場所は同じ。確かその時は、DOIMOI等が出演していたのを覚えている。

 ツアーの対バンに関しては、MCで言っていたが全て直談判で出て欲しいバンドにお願いしているそうだが、今回の名古屋もまた好きものにはたまらないメンツが揃う。初っ端に登場したPIZZA OF DEATH所属のメロディック・パンク・バンドであるF.I.Bが、軽快でキャッチーなサウンドでフロアを温め、岡崎のハードコア・バンドであるNOT A NAME SOLDIERSが持ち前の瞬発力と爆発力でさらなる熱狂を呼ぶ。ってか、NANSのヴォーカルの人があの風貌で元教師って言った時はひっくり返りそうになったわ(笑)。

BEDSIDE DONORS そして、20時半過ぎぐらいからお待ちかねのkamomekamomeが登場。新作『BEDSIDE DONORS』の1曲目「ナイーブレターズ」で一気呵成に畳みかけると、「例え言葉は冷静に」「頭の中お大事に」とアルバムからの攻撃的ナンバーを立て続けに披露していく。殺傷力の高いリフ攻撃に加えて複雑な展開で翻弄。その瞬間沸騰しかねないアグレッシヴなサウンドの応酬に完全降伏。3年前にここHUCK FINNで彼等のステージを見ているとはいえ、ハードコアのあり方を問い、更新し続けてきたバンドの凄みをひしひしと感じる。中心にいるヴォーカル、向達郎はさながらハードコア仙人的な佇まいすら感じさせるもの。また、ぶっといベースを鳴らしながら、熱さ全開の叫びを続けるKENZOも見ていて非常に印象深い。

 その後も問答無用に激しい曲が続く中で、「俺達の音楽を好きでいてくれて本当にありがとう。俺達の事を見つけてくれてありがとう」という向氏のMCは非常に人情味に溢れていた。10年前の自分からは、新しいアルバムの様な歌詞を書いた事が考えられないと言っていたけど、ハードコアの熱い芯を持ちながら人間として成熟したということか。NOT A NAME SOLDIERSの人達も話していたが、”音楽を通して世の中を変えていこう”という情熱をひしひしと感じる場面は多かった。

 ハードコアの扇情性を保ちながらメロウさを広げていく「瞬く街」を終えると、彼等のライヴには無くてはならない代表曲「化け直し」「エクスキューズ ミー」がフロアを熱く、混沌とさせていく。そして、新作の最後を飾る「手を振る人」へ。けたたましい爆音を轟かせながら、向とkENZOが魂を込めた絶唱が会場に何度も何度も響きわたる。これまで以上にドラマティックな感触を強めた渾身の1曲は、この日のハイライトと言える大きなインパクトがあった。

 アンコールでは、向氏による「小さい頃、ばあちゃんに裏山に行ってはいけない」という怪談話が5分ほど続いた後に、2ndアルバムのキラー・チューンである「メデューサ」を披露。僕個人としては、この曲がkamomekamomeの中では1,2を争うぐらいに好きな曲だけど、怪談からの繋がりのために頭に?を並べてしまった人が多いようであまり盛り上がって無かったな(苦笑)。再度のアンコールでは、代表曲のひとつである「Happy Rebirthday To You」を演奏し、ハードコアの宴を締めくくってみせた。会場もモッシュにダイヴにバカ騒ぎが最後まで続いた熱い熱い夜であった。

‐‐‐setlist‐‐‐
01.ナイーブ レターズ
02.例え言葉は冷静に
03.頭の中お大事に
04.影 満ちる先
05.この時期のヴァンパイア
06.瞬く街
07.化け直し
08.エクスキューズ ミー
09.手を振る人

‐‐encore1‐‐
10.メデューサ

‐‐encore2‐‐
11.Happy Rebirthday To You

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