2014/10/23 TOUCHÉ AMORÉ / envy double headline Japan Tour 2014 @ 名古屋池下CLUB UPSET

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 USポストハードコア・バンドとして快進撃を続けるTouché Amoréが待望の再来日。DEATHWISHと契約以降、2ndアルバムと3rdアルバムの発表、そして信じられない本数のツアーをこなし、凄まじい勢いで世界を飲み込んでいったのは記憶に新しいところだろう。1年9ヶ月前には名古屋飛ばしもせずに、名古屋東山246でLoma Prietaとともにスタジオ・ライヴを敢行している。待望の再来日となる今回は、彼等がまだ知名度があまりなかった頃にアメリカツアーに帯同したenvyとともに東名阪をまわる。この強力なカップリング・ツアー名古屋編を追った。

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 先月のBorisと同様に久しぶりに見る気がすると思ったら、1年4ヶ月ぶりだった。そう、初期曲をキーにして凄まじい昂揚感と感動をもたらした、20周年記念ツアーの名古屋ワンマン公演以来である。あの体験やフジロック’11を上回ることはそうそうないにしても、本日のenvyは貫禄のライヴを披露してくれた。

 今宵はSEの「ゼロ」をバックに5人の男たちが登場し、伝家の宝刀である「さよなら言葉」を引き抜き、怒涛のステージが幕開け。早くも大きな歓声が飛び交い、喧騒に巻き込まれる。続くは「静寂の解放と嘘」「覚醒する瞳」「左手」といずれもが彼等に欠かせない代表曲といえるものばかり。美しさ、激しさが渦巻きながら会場を煽っていく。個人的にも畳み掛けるようなこの4曲の並びは嬉しかった。かつてアメリカ・ツアーを共に廻ったTouche Amoreとの共闘がそうさせたのだろうが、envyの気迫が存分に伝わってくる。

 「ちょうどアルバムの制作していて、今のところ8曲中4曲しかできてないのに12月にレコーディングっていう。本当はツアーしている場合じゃないんです(笑)」という嬉しいけど、大変さが伝わってくる報告が。既に『Recitation』のリリースから4年が経過しているので、いよいよか!と思った人が大半だろう。来年の発売を信じて待ちたいところだ。

  その後は「風景」「 擦り切れた踵と繋いだ手」と続き、ブッチャーズのカバーとなる「時は終わる」へ。envyとしてのスケールで持って構築し直されたこの曲が、また別のムードを場内に持ち込んでくる。さらにはNURO DEVILMANに提供された「DEVILMAN(タイトルはこれでいいのか?)」では、Black Sabbath風味のイントロから激化して加速、そして美しい叙情とポエトリーリーデイングが心を揺さぶる。この2曲はようやくライヴで初体験できたが、その説得力は生半可なものではない。ラストはお馴染みの「暖かい部屋」で感動的に締めくくる。約1時間、久方ぶりのenvyを十分に堪能したのでした。

‐‐‐setlist‐‐‐
SE. ゼロ
01. さよなら言葉
02. 静寂の解放と嘘
03. 覚醒する瞳
04. 左手
05. 風景
06. 擦り切れた踵と繋いだ手
07. 時は終わる(bloodthirsty butchers Cover)
08. DEVILMAN
09. 暖かい部屋


 

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Touché Amoré

 そして、先ほどテツさんから「バイタリティに溢れたバンド」と評されたTouché Amoréの出陣。オープニングの「~」からして、その言葉を肌で感じるライヴである。とにかくその力強さと勢いに狂喜乱舞。パワフルに加速力を与えていくドラム、青筋立てて精一杯に叫ぶヴォーカルを中心に熱いステージを繰り広げる。「Just Exist」~「Pathfinder」と続けて来れば興奮が止まらない。間違いなくモンスターエナジーよりガッツリ効く栄養剤。前回見た時よりも遥かにパワーアップしている。

 セットリストに目を移せば、1st~3rdまでを満遍なく演奏。どれも短い曲ばかりってのはあるけれど曲数は多いが、その中で緩急をつける工夫もある。最新作からの「Praise / Love」~「Anyone / Anything」はまさにそうだろう。アグレッシヴな部分を引き立てるきめ細かな叙情性が絶妙。それ故に彼等のステージがよりエモーショナルに感じられる。でも、「次は国内盤のボーナストラックに入ってる曲やるぜ」って紹介してから「Gravity, Metaphorically」を演奏したのは笑った。Pianos Become the Teethとのスプリットに入ってる曲って言っていいのに(笑)。その辺り、義理人情に厚いというか。まあ、最高のヤツらってことです。

 ライヴで特に印象的だったのはラストの流れ。かつてない壮大な歌ものとしての存在感をみせた「Harbor」、イントロからキた!と歓喜した問答無用の名曲「Home Away From Here」、特徴的なドラムのスタートから激しく捲したてていく「Is Survived By」が圧巻だった。そして、「Honest Sleep」ではヴォーカルのジェレミーが客席に飛びこみ、10数名の客を巻き込んで一緒になって叫び続ける。しかもわりと後方まで移動して(ロッカーの所)、しっちゃかめっちゃかになってたのは凄かったな。思えば前回の来日公演もこの曲で一体となってた覚えがある。本編終了後は、ジェレミーが笑顔で最前にいたお客さんひとりひとりと握手。僕もちゃっかり握手した(笑)。

 アンコールも笑顔で気前よく。最前で見ていた&さっき「Honest Sleep」で一緒になって叫んでた外人が「Home Away From Hereをもう1回やってくれ」と催促してたが、ステージ上で協議した結果、ラストは最新作からの「DNA」を演奏。もうひと暴れにはもってこいの一撃をかまして終幕となった。約50分ほどのステージであったけど、倍近い時間を凝縮してエネルギッシュに加速し続けた感じ。3rdアルバムの『Is Survived By』の好調から怒涛のライヴの連続で鍛え上げてきた、Touché Amoréの今を存分に見せつけたステージに興奮しっぱなしだった。

‐‐‐setlist‐‐‐
01. ~
02. Just Exist
03. Pathfinder
04. …and now it’s happening in mine
05. Uppers/Downers
06. Adieux
07. Amends
08. Praise / Love
09. Anyone / Anything
10. The Great Repetition
11. Art Official
12. Steps
13. Gravity, Metaphorically
14. Method Act
15. Broken Records
16. History Reshits Itself
17. Nine
18. Harbor
19. Home Away From Here
20. Is Survived By
21. Honest Sleep
22. Condolences

‐‐‐encore‐‐‐
23. DNA

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