2016/05/04 Narr Presents @ まねきねこ名古屋納屋橋店

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どう見てもカラオケ店ですが、ここでハードコアの宴が行われるとか。驚きますし、笑えます。謎の人だかりが入り口付近に見られて、本当にライヴがあるんだと到着した時はビビりました。さすがにカラオケ店でライヴを見るという体験は、生まれてこの片なし。そのワクワク感はあったでしょうか。ちなみに僕は、まねきねこ自体に初めてきました。◯ダックスはよく利用しています(何)。

1.Narr

企画者の名古屋バンド・Narrがトップバッターを飾ります。昨年暮れのShizune来日公演で見ていますが、速射砲のごときラップとハードコアを混ぜて、躍動感と破壊力のあるサウンドへ持っていきます。ドラムがえらくパワフルで、ノセられるようにギターとベースもかなり爆音を響かせる。そして、若手らしい勢いがあるってのが良いですね。前に見た時は中央のヴォーカルの子が途中までギター弾いてましたけど、この日はなし。まあ、自身のスタイルが固まったということでしょうか。ただ、楽器隊がやかましくなると、ヴォーカルの声がほぼ潰されてた感じにはなってたのは会場のせい? それでもトップバッターで出せるもの出し尽くして(特にラストの曲でリミッター外して、騒がしさMAX)、次へとつなげていました。

2.ghostlate

東京は八王子発の激情系ハードコア4人組の、初?の名古屋公演。上手ギターの多田さんは、Portia fadingでも活躍していて、そちらの方で以前にインタビューに答えていただきました。TJLA FEST2015の2日目にも出演していたり。メンバーの方はCarelessやPLAY DEAD SEASONのシャツを着ていましたが、激情系という言葉を使いたくなるハードコアを思いっきりぶつけます。前のめりに突き進み、クリーントーンを絶妙な感じで挟む。欧州のポストハードコアの流れにあるものですが、何よりも肉付きの良い男達が全身で表現するエモーショナルさにやられました。内側にも外側にもくる熱さが良かったですね。しかしながら、「今日、音源持ってきてません!」と力強く言い切り、大きな笑いが起きたところがハイライトになってた気がしないでもない(笑)。いやあ、鮮烈なステージでした。

3.サクラショック!

見るの2年ぶりの名古屋バンド。ギターヴォーカルのロン毛ヒゲメガネの男性とおかっぱの女性ドラマーの2人編成はその時から変わってません。あの頃の的なオルタナ/シューゲイザーを想いのままに鳴らします。インストに比重があるけれど、歌がしっかりと響く構成。それはほぼハードコア系のアクトが続く中で、良いアクセントになってたかと。前見た時は、おばちゃんにキレたような事をしゃべっていたけど、今回は前日に2人で大阪へ行って、こう見えて仲が良いことを報告していたのが微笑ましい。

4.I have a hurt

音もライヴも初めての東京4人組。ギタリストに女性を加えた新体制になってそんな日は経ってないらしい。彼等もエモーショナルなポストハードコアに並ぶサウンドでありましたが、一瞬一瞬を精一杯にというのがよく感じられました。心地よくドライヴィングするサウンドに和の情緒をしっかりとブレンド。さらには日本語詞をありったけの想いを込めて叫び、それがストレートに胸にきます。たまに絶叫が金きり声に近くなって、デプレッシヴ・ブラックメタルを感じたりしたのは自分だけか。客席もバンド自体も高まってきたラストの曲では激しさが一層増していて、クライマックスにて精根尽き果てた感じでギター2人とドラムが倒れこむまでに。その感情的なステージに感化されて客席で泣いている男の人がいましたが、ジーンと伝わるものがあったと思います。

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5.wombscape

2ndデモ音源から聴いてますけど(初めて聴いたのが3~4年前ぐらいかな)、ようやく初めて彼等をみます。4人編成で関東~関西をまわる今回のツアーは、全て新曲で臨んでいる模様(名古屋に来てくれてよかったw)。アンプの数がそれまでのバンドと比べて多く、バックドロップを張り、照明も持ち込んでいました。

特に感じたのは、一種の舞台のような振る舞いであったことです。重さと黒さは今宵の出演バンドでも突出してましたが、一時も逃れられないピンと張る緊張感は相当なもの。混沌を塗り重ねる変則ハードコアの連鎖から、振動の起こるほどの重低音を響かせ、メロディを聴かせるところも薄気味悪さと妖しさがつきまとう。まるで息をつかせぬライヴであり、訪れる静寂にすら客席から声や拍手を送るのがためらわれるほど。最後のほうでマイクスタンドや持ち込んだ照明をぶっ倒したりもしていましたが、音楽だけではないステージの魅せ方、そのこだわりを強く感じるものだったなと。

音楽と芸術の一体化。その究極をwombscapeは目指していると思います。それ故に早くも目指した『新世界標本』の先は刺激が大きく、まだまだ得体の知れないバンドだと感じさせられました。次はいつ見れるかはわかりませんが、その時はおそらくまた変化を重ねているんだろうなあ。

最後にN-1グランプリの岡田に倣って苦言を呈しますが、進行遅すぎじゃねえ?というのは思うところ。というのも、ラストのwombscapeが当初のスタート時間(受付付近に貼られていた紙には21:10と記載)から1時間ちょっと遅れてのスタート。30分ぐらいならわからんでもないが、さすがに遅すぎでしょう。カラオケ店で融通が効かないのはわかりますが、もう少しやりようがあったのではないか。おかげで水曜日のダウンタウンが1mmも観れなかった・・・(えっ)。

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