2016/10/14 大森靖子 『TOKYO BLACK HOLE TOUR』 @ 名古屋クラブクアトロ

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 同日に伏見で開催のdownyとどちらに行くべきか電車の中で直前まで悩みましたが、『TOKYO BLACK HOLE』の出来栄えと5月にみた「森、道、市場」のパフォーマンスを思い出し、大森靖子さんのライヴへ。当日券は僕に優しく、無事に購入できました。中に入ってみると客層は、ユメカワ女子とわけあり女子とカップルとおっさん(あくまで、わたくし目線による)。客席は85%ぐらいの埋まり具合といったところでしょうか。

 イベントやフェスで何度か見てますが、大森さんの単独公演は初です。そして、この日の名古屋からバンドセットのツアーが開始とのこと(ライヴのMCによると、初めての遠征が名古屋で鶴舞公園の花見で歌ったという思い出から、あえて名古屋を選んだとか)。その演奏隊にはピエール中野氏を始め、きのこ帝国のあーちゃんやサクライケンタさんなどの6人が参加されています。まさかこういう形であーちゃんやサクライさんを初めて見ることになるとは。

TOKYO BLACK HOLE

 始めからバンドセットで臨み、いきなりの「ミッドナイト清純異性交遊」でスタートします。バックの演奏に後押しされるように自由に振舞い、歌う大森さん。それは全体に歌っているようでもあり、ひとりひとりに訴えているようにも感じます。その溢れんばかりの感情の伝達は彼女のライヴでこそだし、スタジオ音源とは別のグルーヴ感も心地よいのです。バンドセットだと調和された雰囲気があり、ある種のファンシーさであったり、温かさがあります。そして、やっぱり女子とオッサンに分けられる「絶対彼女」は欠かせないですな。

 途中では新曲「オリオン座」を披露。入場時に歌詞の書かれた紙が配られていましたが、バンド・メンバーとともに学校の合唱コンクールのようなスタイルで贈られて、また別のインパクトがありました。

 途中から数曲を大森さん単独の弾き語りで披露(後ほど、キーボードでの弾き語りもありました)。全員の視線を一気に集中させると同時に、空気を一変させます。彼女の歌声と奏でるアコギ、それが怪物のような存在感になる。シンプルになるがゆえに、さらけ出す属性のエモーションが全開になっている印象を受けます。やっぱり弾き語りに定評のある大森、なんですよね。ソロの方が彼女の最大効力を発揮しているって感じますね。

 表題曲の「TOKYO BLACK HOLE」を経て、本編ラストの「音楽を捨てよ、そして音楽へ」でライヴはピークへ。曲の途中でメンバー紹介をした後にマイクを客席に託し、それを受け取ったひとりひとりが叫び続ける姿をみる満足そうな大森さんが印象に残りました。さらにアンコールで披露された「マジックミラー」が心に刺さるように響いてきて感動。2時間の単独公演、大森靖子さんにまたしても魅了されたのでした。

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