シガーロスをみるのは9年ぶり2回目。前回はZEPP NAGOYAの2階席にて。その時はシガーロスの3人と弦楽隊を合わせて全11人の編成。荘厳なステージを披露しました。随一のヘヴィさを誇る『Kveikur』の発売直前だったこともあり、同作からの披露と定番曲を合わせたセットリストでした。
今回は約2年9か月ぶりにZepp Osaka Baysideへ。この会場はBring Me The Horizonの単独公演を見に来て以来2回目。スタンディングエリアで鑑賞しました。
19時きっかりのスタート。2部構成で第1部が19:00~20:20ぐらいまで。休憩をはさんで第2部が20:40~21:55ぐらいまでと長丁場。しかしながら、まだまだ終わってくれるな!という至福の時間が続きました。先に言っておきますと、前回見た時よりも何十倍も良かったです。
ステージには4人。今年初めに復帰したキャータン・スヴェインソンは目玉のひとつ。ドラムはサポート・メンバーでした。かなり力強いドラム裁き。そしてボウイング奏法を中核にファルセットで歌い上げるヨンシーは、年を重ね続けても核で在り続けている。
2部制で1部はアンビエント寄りといえばアンビエント寄りで『()』からの選曲多め。それこそアイスランドの空気感が持ち込まれているような。心地よい音色にまどろみに誘われる代表曲「Svefn-g-englar」も披露されていました。とはいえ歓声が結構聞こえてきて、サマソニのマナー云々言ってる状態じゃない(汗)。
第2部は『Takk…』からの選曲が多め。休憩明けの「Glósóli」からずいぶんと盛り上がる。シガーロス夏バージョンともいうべきテンション。終盤は鳥肌もの。「Festival」における祝祭と昂揚から突き落とすようにドゥームゲイズする「Kveikur」が鳴り響き、ラストは9年前に観た時と同様に「Popplagið」。華やぐ旋律の連鎖から一気に轟音が包み込む。
近年、稀にみるような好演でシガーロスの凄さを思い知らされました。Download Japanもサマーソニックも行かずじまいでしたが、自分にとってはシガーロスを選択して正解だったと納得したのでした。
セットリスト
—- Act1 ——–
01. Vaka
02. Fyrsta
03. Samskeyti
04. Svefn-g-englar
05. Ný batterí
06. Gold 2
07. Fljótavík
08. Heysátan
09. Dauðalagið
10. Smáskifa
—- Act2 ——–
11. Glósóli
12. E-Bow
13. Ekki múkk
14. Sæglópur
15. Gong
16. Andvari
17. Gold 4
18. Festival
19. Kveikur
20. Popplagið