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1991年に結成したスウェーデンのハードコア・バンド。98年まで活動して解散。3rdアルバム『The Shape Of Punk To Come』やライブ・パフォーマンスを通して伝説的な存在として語り継がれる。
2012年に奇跡の再結成。同年のフジロックへ参加。2015年には17年ぶりとなる復活作『Freedom』をEpitaphから発表。2019年には5thアルバム『War Music』をリリースしています。
本記事は3rdアルバム『The Shape Of Punk To Come』、4thアルバム『Freedom』の2作品について書いています。
アルバム紹介
This Just Might Be… the Truth(1994)
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1stアルバム。
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Songs to Fan the Flames of Discontent(1996)
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2ndアルバム。
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The Shape Of Punk To Come(1998)
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スウェーデンの伝説的ハードコア・バンドの3rdアルバムにして、復活前のラスト作。現在は、2CD+DVDの3枚組デラックス・エディションとしてリイシュー。
DISC 2には、1998年4月に地元スウェーデンで行なわれた未発表ライヴ音源全12曲を収録し、DVDは解散後に発売されたRefused are fucking deadを収録しています。
解散しても、なおファンを獲得し続けた奇跡のハードコア・バンドでありますが、痺れるほどの衝撃を封じ込めた本作を聴けば納得せざるを得ません。
剃刀のような鋭さと地響く重さを併せ持ち、数多いるヴォーカリストの中でも随一のカリスマ性と存在感を持つデニスの強烈なスクリームが脳天を打ち抜く
。決してスピード任せや力任せではないサウンドの破壊力は抜群で、冒頭の「Worms of the Senses / Faculties of the Skull」からあまりの壮絶さに、思わず言葉を失ってしまう。
その上でクールな知的さを感じさせる作風で、ジャズ、ファンク、テクノといった異文化とも、見事な融和を果たしているし、ミクスチャー的な感覚も持ち合わせている。けれども、一本ビシッと芯の通ったハードコアとしての心身に熱く訴えかける訴求力は群を抜いています。
極めつけは、#6「New Noise」。鼓動が高鳴るイントロから怒涛の展開と共にハードコアの未来を司り、数多のバンドの多くの影響を与えた名曲です。終わらないクライマックスの絶叫のインパクトはあまりにも鮮烈であり、フジロックで体験した時は鳥肌ものでした。
まさしくハードコアを革新させた前衛的な重要作。DISC2のライヴ音源がまた凄いの一言で、12曲約48分はスタジオ音源を遥かに凌駕するエネルギーを感じますので、是非ともデラックス盤を購入していただきたいところ。
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Freedom(2015)
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4thアルバム。わたくしも存分に堪能しましたが、フジロック2012における再結成のライヴ・パフォーマンスは、「伝説のハードコア・バンド」と崇められる実力を存分に発揮した素晴らしいものでした。
リハビリなんて言葉で片付けられない、休止期間中などなく、現役で突っ走ってきたと評されてもおかしくない凄いものだったと思います。
そんな再結成ツアーでメンバーのタイム感をある程度合わせてからの復活作となる本作。先行曲となる#1「Elektra」を聴いた時は、体中に電流が走ったもの。
Refusedたらしめる要素が結晶化し、尋常じゃない切迫感とともに吐き出される。何年経過しようが、カリスマはいつまでもカリスマであることの証明。ただ、この曲をピークに複雑な下り坂を下っていくのは、否めないところでしょうか。
ただ、それが複雑と前述したように一筋縄ではいかない。ねっとりとしたグルーヴを持ったミドルテンポの曲を多く揃えているのだが、アコギを配したり、ダンサブルなチューンが入ったり、こどもの合唱や女性コーラスが入ったりとタイトル通りの自由を謳歌している。
思えば、最高傑作と評される『The Shape of Punk to Come』から、彼等は「フリーダム=自由」であった。ジャズやアンビエント等を強引にくっつけるも、最終的にパンク/ハードコアの体を成す。
デニス・リクセゼンが歌えば自然とそうなるのかもしれないが、この隙の無さとセンスの良さがRefusedです。
復活作には以前ほどのアグレッシヴさはありませんが、年齢を重ねた分の渋さでのコーティングが良い塩梅。ありがとう再結成ではない、彼等なりのハードコアの今が映しだされている。
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War Music(2019)
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5thアルバム。
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