ATLANTIS AIRPORT ‐‐Review‐‐

2011年に結成され、都内に就航中のピアノマスポップ系男女混声トリオ。「RO69 JACK 2014」の優勝アーティストにも輝いた実績を持つ若手で、女性ヴォーカルとピアノをフィーチャしたマスポップで注目を集めている。2015年4月に1stミニアルバム『a [ 360°] Cosmic Flight』を発表。


a [360°] Cosmic Flight

a [ 360°] Cosmic Flight(2015)

 ATLANTIS AIRPORTが先導する空と宙の冒険の書。「最高の宇宙の旅でした」「ATLANTIS AIRLINEのおもてなしがとっても快適でした」と次々とお喜びの声を頂いていそうな初の全国流通となる1stミニアルバム。空港系マスポップチームとして「RO69 JACK 2014」の優勝アーティストにも輝いた3人組だ。

 その音楽は、プログレ~マスロック経由の構成には突拍子もない展開が随所に盛り込まれているものの、涼やかで抜けの良い女性ヴォーカルや多彩に表情をつけるピアノが中毒性のあるポップさを添えている。実験的で変則的。静動緩急をダイナミックにつけた#3「Over The Rainbow」は特にそうだろう。なのに”歌もの”として成立させてスーッと耳に入ってくる。ポップであることへも立ち向かい、巧みに実現させるセンスの良さと技量に惚れ惚れする。MVが制作されたリード曲#1「光と影の間」の緻密なサウンド・デザインは見事で、ファンタジー便として空の彼方へ発着。フリーキーな演奏で荒っぽい部分も抽出しつつ小気味良く駆け抜けていく#2「ナイト・オン・ザ・プラネット」、エレガントな美しさと浮遊感が心地よい#4「アメノヒ」にも普遍性が宿る。またこの航空会社を利用したいと思わせてくれる充実の1stミニアルバムであります。

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