Boilermaker ‐‐Review‐‐

90年代後半~00年代初頭に活躍したサンディエゴのエモ・バンド。3枚の作品を残したが、2008年にフロントマンのTerrin Durfeyは急逝。既に活動を終えている。


Leucadia

Leucadia(2001)

 サンディエゴの90’sエモ・バンドのベスト・アルバム。彼等の魅力を伝えるのにピッタリな楽曲をリリースした3枚のアルバムからバランスよく選出し、さらに新曲も2曲収録している。プロデュースには、マーク・トロンビーノが過去作品で関わっていた模様。それにしても彼等も90年代らしく、抑揚を効かせた渋哀愁エモ。憂いの旋律を重ねて、徐々に徐々に泣かせにくる部分はMineralを彷彿とさせる部分があると思う。ちょいと掠れたTerrinの歌声がとても感傷的であるし、ピュアなメロディはいちいち心に刺さる。#1「Whitewash」から涙腺直撃の名曲で、クリアなギターと繊細な歌声がツボ。同じような曲調の#8「Slow Down」もグッとくる。全体的にも落ち着いたトーンでじっくりと聴かせてくれる。とはいえ、ソリッドなリフやディストーション・ギターが顔を出し、#3「Hill」や#6「Trunk」のようにDrive Like JehuやJawbox辺りを思わせる曲も揃う。Boilermakerの足跡を辿るには、十分すぎる全17曲。オリジナル・アルバムは入手困難になっているので、本作で彼等をチェックしてみてほしい。

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