Burning Bright ‐‐Review‐‐

Amanda Woodward, Aussitot Mortのメンバーを擁するフレンチ激情系ハードコア・バンド。


doomsday

Doomsday(2012)

 Amanda Woodward, Aussitot Mortのメンバーを擁するフレンチ激情系ハードコア・バンドの1stアルバム。さすがに名の知れ渡った手練が揃っているだけある、強力な作品が誕生している。不穏な空気が広がるスラッジィなリフの反復に続き、堰を切ったかのようにギアを上げ、盛んな血気と猛る感情のままに有象無象を蹴散らしていく#1「Sleepless Me」からして印象的な立ちあがり。

 ベースとなっているのは、おフランスらしい激情系ハードコアであるといえるのだが、ヘヴィ&グルーヴィな作りの上でクラスト系の激音がうねりを上げ、十分すぎるほどの瞬発力・破壊力が備わっている。それでいて、ツインギターは予想以上にメロディックなアプローチをキめており、Amanda Woodward, Aussitot Mort譲りの叙情・ドラマティックな要素が上手くブレンドされているといえるだろう。勢いや激しさだけでは決して獲得できない説得力とかっこよさである。強烈な破壊衝動に乗せて激走する#2「Dissolve」、哀愁を纏いながらTragedy並の疾走感で攻め立てる#5「Mayfly」や#6「Doomsday」、ゆらりと広がるギターと控えめなヴォーカルによる空間的なアプローチも取り入れた#8「Kalopsia」等の佳曲がそろう全10曲。決死のドラマティック激情HC#10「Dreamcathers」のクライマックスでは、ホーンの音色も取り入れられており、バンドの実力を証明する見事な作品仕上がっている。

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