Catharsis ‐-Review‐-

1994-2002まで活動し、その強烈なサウンドでアンダーグラウンド界で名を轟かせたアメリカのハードコア・バンド。


passion
Passion(1999)

   最高傑作といわれている世紀末1999年発表の3rdアルバムで、多分オリジナルとしてはラスト作品。本作で初めて聴いたけど、激情ハードコア~ニュースクールの名盤のひとつにあげられることもあってさすがに強烈だった。52秒で完結する表題曲#1「Passion」で瞬間沸騰。嵐の静けさのような序盤から急加速し、鼓膜に突き刺さるギター、乱打されるドラム、怒気を孕んだ咆哮が炸裂する。つづく#2「Obsession」では鬼気迫るアグレッションがさらに極まり、ビートダウンを挟みながらもカオスの渦中へと飛び込んでいく。曲によっては闇の底に堕ちていくかのような静パートや心に刺さるようなメロディが、激烈なテンションの中で上手く組み込まれている。しかし、一瞬の鋭利さからグルーヴ主体で攻める部分まで実にブルータルだ。ハードコア~ニュースクール~スラッシュメタルまでを血肉化し、その強烈な音が持つ説得力で捩じ伏せていく。それでも#8ではなぜかレゲエ調となって聴き手をいい意味で弛緩させる点が意外とおもしろい。そしてラスト#9「Sabbat」では聖歌っぽいゴシック・テイストの女性コーラスまで絡めながら、殺るか殺されるかのテンションで全力で叩きつぶしにいく。本当に恐れ入りました。うるさい音好きは確実に血が騒ぐだろう好盤。

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