girugamesh ‐‐Review‐‐

2004年3月から活動を開始しているミクスチャー・ロック・バンド。ヴィジュアル系を出自に、モダンヘヴィネス~ミクスチャーに傾倒したサウンドで注目を集めており、既に海外公演も多数行っている。


MUSIC

MUSIC(2008)

 前作「girugamesh」より11ヶ月ぶりの3rdフルアルバム。プロデューサーは前作同様にムックのミヤが担当している。本作で彼等の作品は初聴だが、ヴィジュアル系バンドの中ではかなりモダンヘヴィネス・ミクスチャーロックに傾倒している印象を受けた。重量感を強く押し出した攻撃的なサウンドと高速ラップとスクリームを多用した荒いヴォーカルで忙しく攻め立て、そこに打ち込みやスクラッチでサイバーな雰囲気を交えたミクスチャー・ロック。曲によってはトランスの色気が出ていたり、ヒップホップやクラブミュージックなどのノリを強く感じさせてくれる。そのため、拍車のかかったらしいミクスチャー要素が実に体に響く。ただ、言ってしまえばTHE MAD CAPSULE MARKETSやリンプビズキット辺りの影響を感じさせる音かと思う。

 前半#1~#6まではとにかく激しくノリの良い楽曲を固めて昂揚感を誘う。この辺りは彼等の挑戦的姿勢が伺える。後半#7~#12ではシリアスでメロウな面をみせ、ここではファンへの迎合といった意味合いが強いように思う。故に既存のオリジナリティとそれを打ち破ろうとする両面が垣間見れる作品といえるだろうか。ただ、本作が先人たちを凌駕するかと言われれば、そうも言えないわけで・・・。もう一つ何かアピールできる自分達の色が欲しいところ。でも、自分達の地盤が固められた一枚になっているのではないだろうかと思う。これからの活躍を期待したい。

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