【アルバム紹介】MONOEYES、ストレートなロックへと回帰。

 ELLEGARDEN / the HIATUSの細美武士が率いる新バンド。戸高賢史、スコット・マーフィー、一瀬正和といった面々で固め、ELLEGARDEN時代を思わせるストレートなロック・サウンドを響かせる。

 バンド名はバンド名はTVアニメ「機動戦士ガンダム」に登場するジオン軍のモビルスーツに共通の特徴であるモノアイ(単眼)に由来。

 2015年7月に1stフルアルバム『A Mirage In The Sun』をリリース。

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アルバム紹介

A Mirage In The Sun(2015)

 ELLEGARDEN / the HIATUSの細美武士が率いる4人組の1stフルアルバム。最初は細美さんがソロでの作品発表を目指したようだけど、メンバーが集まって皆がやる気満々だったからバンド形態になったとか。

 現在メインのthe HIATUSでは、エレクトロニクスやポストロックとの融合が図られ、現代の流行に意識をおきながらも広がりのある美しい音楽が人々を魅了。

 それがここにきての新バンドは、先行シングルである#4「My Instant Song」での真っ直ぐな歌と演奏が胸の中にセンチメンタルな風を吹かせる。

 これは胸キュンならぬ、お久しぶりのエルレキュンな音楽でございますこと。さらには#1「Cold Reaction」、MVが公開された#5「Run Run」のパワフルなサウンドが生む突き抜けるような衝動。そして、心地よい疾走感と軽やかなメロウさ。

 これらから多くの人がELLEGARDENを髣髴とさせると感じるところだろう。ただ、MONOEYESはもっとストレートでわかりやすいアウトプットを実現していて、ノリやすい。細美氏直伝の虹色のメロディが全体に宿っている。

 #7「End Of The Story」や#10「明日公園で」の青空の下で少年のままに駆け抜けていく感じは、とても良いですしね。それに#11「Wish It Was Snowing Out」の切なさは年齢を重ねたからこその味わい。

 40代になってからの再びのメロディック・パンクは、力みのない程よさといい意味での余裕を漂わせる。細美さんに求めていたものが詰まったアルバムと単純に感じるし、彼がここまで真っ直ぐな音楽を演っていることに驚きもあり、嬉しさもある。

 MONOEYESがみせるおとぎ話の続き。the HIATUSと平行していろいろと楽しませて欲しいものです。

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Dim The Lights(2017)

 2ndアルバム。

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Between the Black and Gray(2020)

 3rdアルバム。

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プレイリスト

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