Shizune ‐‐Review‐‐

イタリア・ロニーゴの激情系ハードコア・バンド。同郷の激情系HC大御所のRaeinやLa Quieteに触発されたサウンドで世界を相手にしている。日本のImpulse Recordsから、Infroなどが絡んだ日米伊4way-splitをリリースした経験あり。


shizune

Le Voyageur Imprudent (2015)

 イタリア・ロニーゴの激情系ハードコア・バンドの1stアルバム。かつてImpulse Recordsから、Infroなどが絡んだ日米伊4way-splitをリリースした経験があるので、日本のファンは意外と多いかもしれない。音楽的には、イタリアの激情系HC大御所のRaeinやLa Quieteに触発されたものという印象が強い。1分~3分という尺の中に、複雑かつカオティックに暴れ回るというのが主である。瞬間最大風速を観測しようと手数の多いドラムにギターリフに絶叫が力の限りを尽くし、少し冷めた感のあるドライなメロディが入り込む。まあ、ユーロ激情HCのフォーマットに沿っているといえるかもしれないが、不意打ちのように#6「Immortel et Impérissable」にて挿入される日本語の語りで驚きを与える。さらには、美しいインストである#8のタイトルが「青木ヶ原」。海外のバンドは、謎の神秘を求めてよく日本の樹海を探りたがりますが、こやつらも同じということか(苦笑)。ちなみに3年前のアルバムには「秋葉原」という地名の入った曲もあったりする。そういった邦人アンテナが急にピンと張ったりもする箇所もあるけれど、生き急ぐかのような熱のこもったハードコアはやっぱりカッコいい。

 

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