Tides From Nebula ‐‐Review‐‐

ポーランド・ワルシャワの4人組インストゥルメンタル・バンド。これまでに3枚のアルバムを発表し、力強く美しいインスト・サウンドで人気を拡大中。


Eternal Movement

Eternal Movement(2013)

 ポーランド・ワルシャワの4人組インストゥルメンタル・バンドの約2年ぶりとなる3rdフルアルバム。本作では、Anathemaの『Weather Systems』や『Universal』のミックスを担当したChrister Andre Cederbergをプロデュース&ミックスに起用。本アルバム・リリース後のツアーでは、The Ocean(Collective)のツアー・サポートを務めた。

 音楽的には、Explosions In The Sky以降のインスト・ミュージックの流れに沿ったもので、クリーン・トーンを主体に紡がれる楽曲はエメラルドの様な煌きを放つ。冒頭を飾る#1「Laughter Of Gods」からしてメランコリックな旋律が空間に鮮やかな軌跡を残すのだが、この透明感のある叙事性や幻想的な雰囲気は、God Is An Astronautに通ずるものがあると思う。とはいえ、あまり長ったらしく無い構成の中で(ラストに9分の曲があるが、大体の曲は5分台)、予想以上にパワフルなドラミングを軸足として、強烈なグルーヴと意外な瞬発力で楽曲を牽引しているのが目立つ。リードトラックとなった#2「Only With Presence」にしてもそうだし、#5「Hollow Lights」にしてもそう。意外な即効性の高さがあることに加え、美麗なサウンドスケープを壊すことなく、緩急の妙で引き込んでくる。もちろん、近年の王道である静から動へと溜めて爆発していくような#4「Emptiness of Yours and Mine」も完備。

 聴いていて、Anathema同様に”光”を強く感じさせるのは、Christer Andre Cederberg氏によるところが大きいのかな。神々しい光が差し込む様な彼等の美麗インストは、ロックの持つダイナミズムと珠玉のハーモニーを聴かせてくれる。なかでもSaxon Shoreばりのカタルシスに包まれるラスト・トラック#8「Up From Eden」は非常に感動的。

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