2012/11/28 奪還night vol.3 The Black Heart Rebellion JAPAN TOUR @ 吉祥寺WARP

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“2012年11月はThe Black Heart Rebellionの新章の幕開けとなるでしょう。 私たちはとても光栄に思っています。もう一度日本を訪れ、3年前にやり残したことに再び向き合えるのだから ”

以上は、今ツアーのフライヤーより抜粋。ここに彼等の気持ちが大いに表れていると思うので紹介した。Amenraと共にベルギーから世界を揺るがすポストハードコア・バンド、The Black Heart Rebellionが3年ぶりの来日ツアー。

2004年の結成から確かな前進を続け、これまでに発売した作品や感情を動かすライヴ・パフォーマンスを通して、ヨーロッパのみならず世界各地で多くの支持を集めてきました。また、同郷の怪物であるAmenraからの寵愛も受け、ドラマーは彼らとのサイドプロジェクトであるKingdomでの活動も行っている。

ここ日本ではTokyo Jupiter Recordsの西田 皇之氏(以下:キミさん)の尽力により、これまでに2枚のアルバムの国内発売等でコアな支持を受けるにまで至った。2009年に行われたアメリカのハードコア・バンドThe Caution Childrenや山梨のbirthとの初来日ツアーでは、日本各地を熱狂の渦に巻き込んでいます。

今回行われる3年ぶりの来日ツアーは、1年半前から企画進行していたと終演後の物販でキミさんから伺いました。わたしは3年前のツアー時は、彼等の存在すら知らなかったので当時との比較はできない。だが、The Black Heart Rebellionの凄さ、そして、nonremを始めとした都内ハードコア・シーンの強靭さを体験できたのでとても貴重な体験だった。

ここまでまともなことを書いてきましたが、ライヴ行く前にカレー食ってて&開演時間を間違えて19時ぐらいに吉祥寺WARPに到着。既に1番手の langがキめの辺りらしくすぐ終わってしまった・・・。反省。

というわけで2番手のcanariaから。スリーピース編成でハードコア~ ヘヴィネスの要素が強く、確かな世界観を構築しているバンドでした。スロウテンポでじっくりと展開していくかと思えば、意外な瞬発力と攻撃性を見せつけ、 悲鳴のような絶叫が響き渡る。国内でもheaven in her armsやCOHOL辺りが浮かんでくるような音楽性でしょうか。ギアが入った時の激しさは相当なもので、フロアをかなり煽っていmした。

そして、3番手がalt of the society。鹿児島出身のこちらも3人組のバンド。演奏前のベース&ヴォーカルの熱くまっすぐな言葉(音楽へのひたむきな想いや覚悟、本日のライヴへの意気込み、出演者への感謝など)に、グッとくる。

ライヴが始まればさらに感情は激流に飲み込まれていく。彼らも激情をキーに、変則的な展開や静と動を駆使した豊かな起伏あるサウンドが特徴になるが、なかでもベース&ヴォーカルの方の存在感が強烈。スラップも躊躇なく使用するフィンガー・ピッキングでリズムを支え、まっすぐな感情を綴った日本詩を丁寧に歌うことと感情の赴くままに叫ぶことで、強く訴えかけてくる。

先のcanariaの方が音楽的には好みでしたが、alt of the societyのあまりにもエモーショナルな歌と演奏は、それだけで説得力がありました。吉祥寺を舞台に戦い続ける誇り、覚悟を十二分に感じる全力の熱演。彼 等は、結構気になったので終演後の物販で4曲入りのCDを購入しました。

続いて4番手のMaggieだが、彼等も3人編成(笑)。しかも20分ぐらいという驚きの早さで終わる。今回の出演バンドでは特にメタリックな要素が強く感じられて、扇情的なリフの応酬に熱気上昇。短かったがかなりのインパクトは残していました。

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目次

The Black Heart Rebellion

お目当てのThe Black Heart Rebellionは、トリ前に登場。メンバー5人が自ら丁寧にセッティングを行い、今か今かと待ちわびる中で、21時10分をまわった辺りで演奏を開始。

「Some Of Them Howling」「The Darkest Of Men」という1stアルバムからの2曲を立て続けに披露。2ndがメインになると伺っていたので、不意打ちともいうべきこの連打には驚かされました。それでも、体の芯から昂揚するスタート。緻密なアンサンブルから暗黒を垣間見るような重低音が轟き、徐々に上り詰めるように音を広げていく。

GY!BEを思わせる憂いや闇を内包しつつも、そこから感情を一気に発露するVo.ピーターの絶唱が心の奥底に突き刺さります。また、そのヴォーカルとギターの一人がタムを叩くことで、リズムにさらなる迫力と躍動感を加味していたことにも驚かされる。かなりダイナミックなステージ。

そして、メインである新作の2ndアルバム『Har Nevo』の曲に突入。葬儀の時に使う鈴のチーンという音から「Circe」がお目見え。読経ヴォーカルと東洋風のメロディを絡ませながら、モノクロに染まる異世界が浮かび上がります。

続けての「Animalesque」では力強いリズムの連打と共に感情を突き動かしていくが、どこか異国情緒を感じさ せるもの。彼等の決意の文章を冒頭で紹介した通りに、2ndアルバム『Har Nevo』では、NeurosisやOm辺りが持つ要素とリンクさせつつ、有無を言わせぬTBHRのサウンドがさらなる高みへと引き上げられている。涅槃から神秘のハードコアへと昇華されていく「Crawling Low And Eating Dust」を経て、「Into The Land Of Another」のラストは、”TBHRの新章の幕開け”を特に強く感じられた最後でした。

フロアから湧き上がる大歓声と拍手は、彼等のパフォーマンスがいかに素晴らしいかを物語っていました。奇跡の再来日公演。はるばる東京まで出向き、体感することができて心の底から感動。

—setlist—
01.Some Of Them Howling
02.The Darkest Of Men
03. Circe
04. Animalesque
05. Crawling Low And Eating Dust
06. Into The Land Of Another

nonrem

ラストを飾るのは、THE BLACK HEART REBELLIONの盟友であり、今回の来日ツアーのサポートを務めるnonrem。聞いたところによると、前々日に行われた代々木のスタジオ公演では、 時間が押しに押した関係で2曲で終了とかなり不完全だった様子。だが、この日はTBHR以上に輝く白熱のパフォーマンスであったようにも感じられました。

彼らも激情系と言われるハードコアに連なるサウンドですが、美麗なインストからの絶叫と轟音のバーストに熱くならないわけにはいかないぐらいの説得力があります。メリハリの効いた静と動の交錯、そして圧巻のダイナミズムでフロアを大いに沸かす。

共演者のバンドも、彼等のステージを祝福するようにモッシュやダイヴで熱気あるライヴを支 え、その光景は見ていて微笑ましいものがありました。アンコールを含めた40分超、大興奮を誘うステージ。今回、彼らをようやく見れたことが大きな収穫のひとつでもあります。こうして4時間半近くに及んだ吉祥寺WARP公演は幕を閉じました。

物販では、来日ツアー先行販売中の新作2ndアルバム『Har Nevo』、Tシャツ2種類に『Amenra + The Black Heart Rebellion “SPLIT” 12″』などを購入(nonremとalt of the societyの音源も合わせて買いました)。ちなみに終演後に聞いた話では、TBHRのベーシストのEmeriek Verhoyeは仕事を辞めてまで来日ツアーに参加しているそう。3年ぶりの来日に縣ける覚悟に驚かされた。そして、今回の来日ツアーに携わったみなさまには深く感謝いたします。

最後にThe Black Heart Rebellionのヴォーカル、Pieterのナイスショットでお別れです。

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