PELICAN “Nighttime Stories” TOUR JAPAN 2019 @ 今池HUCK FINN

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 ポストメタル系インストの先駆者、Pelican。約10年ぶり、MONO主催のRaid World Festivalぶりの来日です。わたし自身もそれ以来3度目。10年・・・なんでこんなに時が経ってしまったんだ・・・。その間に3枚のフルアルバムを発表、またギタリストの交代などのトピックがありました。

 Pelicanはわたしにとって大きな存在で、ポストロックを中心としたインスト系音楽を聴くきっかけとなったバンドです。ISIS(the Band)と並ぶ思い入れがある。ということで行く以外の選択肢なし。

 19時過ぎに会場に入ると既にSTORM OF VOIDが演奏中。ステージではなくフロアの真ん中で繰り広げられる熱演。変わらずの2人編成で、ストイックに鍛え抜き、体脂肪率が3%ぐらいの引き締まった音だけをぶつけてくる。贅肉なしというか、限界まで絞ってそれだけを喰らわすみたいでした。何年かぶりに見たBLACK GANIONは衰えることなく、ハードなサウンドで畳みかける。

 2組が終わり、なんとか前方に繰り出してライヴに臨む。次、何年後に来日するかわからない。その想いが強く、焼き付けようと思いました。

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Pelican

 満を持して始まるPelicanのライヴ。最新作となる6th『Nighttime Stories』を軸に展開していきます。アルバム同様に「Midnight and Mescaline」で幕を開け、ヘヴィなリフが緩急をつけながら押し寄せる。合間には特有のリリカルなメロディが挟まれ、ゴリゴリの展開もあり。4thアルバム以降に重量感を増やしてきた成果が表れてます。

 「Deny the Absolute」と続いていきますが、演奏した曲は古くても前作までだったのが興味深い。1st~4thまでの曲はやらなかった。初期曲は一切なし(最終日の東京公演のアンコールで「Mammoth」をやっただけ)。新作を出してそのセットでまわるという潔さ。もちろん過去曲をたくさん聴きたかったという想いはあります。ですが、こうして20年近いキャリアのバンドがパワフルな新作と共に今を映し出す/表現する。その強さが頼もしい。

 表題曲「Nighttime Stories」のどす黒いヘヴィさに全身が震え、「Immutable Dusk」では叙情的な波が一転して轟天の時が訪れる。Pelicanは以前よりも重量感を獲得するに至りましたが、ストーリーに引き込んでいく上手さが変わらずにある。ポストロックとポストメタルをつなぐ存在というのはその通りですが、ポストロック聴く人がなかなか踏み込んでこないバンドであり続けてるのは悲しいものです。

 「Cold Hope」からラストは「Arteries of Blacktop」。スピーディな序盤から一気に重低音が襲う。最後は彼等の今を感じるヘヴィさで締め。Pelican10年ぶりの来日に感無量でした。

— setlist —
01. Midnight and Mescaline
02. Deny the Absolute
03. Abyssal Plain
04. Nighttime Stories
05. Darkness on the Stairs
06. Vestiges
07. Full Moon, Black Water
08. Immutable Dusk
09. Cold Hope
10. Arteries of Blacktop

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