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【アルバム紹介】Avenade『Our Raging God Unknown to Us』

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アルバム紹介

Our Raging God Unknown to Us(2023)

 イリノイ州を拠点に活動するマット・ホーキンスによるソロプロジェクト。本作は3rdアルバムで全11曲約65分収録。情報がとても少なく、過去作を含めても海外サイトにほとんど取り上げられていません。しかしながら日本の有識者たちが取り上げていたのでチェックしてみました。

 本作について本人のInstagramの言葉から引用すると、”このアルバムはノイズとスラッジメタルのカタルシスをブレンドしたもの“だという。

 実際に聴いてみるとDeftonesやHUMといった90’sオルタナティヴをポストメタル~ドローンドゥーム~シューゲイズの強化合宿を行ったことで、ノイズとスラッジの混合物以上の豊かさを持つ。アコースティックの凪からメロウなギターソロ、少しのサックスの躍動。さらにはBoris的でもThe Angelic Process的でもある暴徒化する音の壁。

 そのなかで最も特徴的なのはヴォーカルのチノ・モレノ感でしょうか。軽みと厚みを行き交う音像の中で、時に艶めかしく時に感情的に歌い上げる様が強力な武器となっています。この類のサウンドで歌ものとして訴求力が強いのは珍しい。タイプ的に近そうなConstantsよりも90’sオルタナ~ポストメタル寄り。

 オルタナとシューゲイズの魅惑的なパッケージングとなった#2「You’re Right」、ドラマティックな流れを持つ#7「These Three Ravens」はAvenadeの入り口として最適化されています。なかでもジャンル横断型の多彩な表情で圧倒する15分超の#10「Separations, or The Grim in Four Acts」は強力すぎる一撃。

 歌詞については”主に喪失感、パラノイア、孤独、死の恐怖、そして次にどの愛する人が自分のもとを去っていくのかについて歌っている“と述べ、”ただ暗いテーマを探求していてもそこから救いや回復といった希望を描いている“とも話す。

 なお本作はTREBLEの”2023年夏から秋にかけて、あなたが聴き逃したかもしれない20の素晴らしいアルバム“に選出されています。埋もれさせてはいけない儚さと強靭さをもった作品。

メインアーティスト:Avenade
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