【ライブ感想】2009/08/08 SUMMER SONIC ’09 OSAKA DAY2 @ 舞洲サマーソニック大阪特設会場

  高い金出して行ってきました。というわけで10周年のサマソニです。初めて行きま・・・ってちょっと待て。昔、名古屋でやった”サマーソニックイヴ”なるものには足を運んだことあるぞ(オアシス、カサビアン、アジカンが出演)。

 しかし、あれと比べるまでも無く大阪まできてみるとちゃんとしてました。全てが違った・・・ちゃんとしてる! サマソニイヴには芝生とステージと小さな屋台しかなかったから・・・。

 まず当日会場に行くまでの流れ(というか行くの決めたのが前日で、チケと足を急いで用意)

→朝5時に起床(寝たの3時)、色々と朝の準備。 →6時ぐらいに家を出て、名古屋へと向かう。 →7時の近鉄特急で難波入り(到着したのは9時20分ぐらいだったか)。

 そこから桜島駅まで行き、あとはシャトルバスで舞州(まいしま)へと移動。シャトルバスが待ち時間なくスムーズに乗れたのがよかった。これでかなり待たされるという評判を伺ってましたが、今回は大丈夫でした。

 しかし、おてんと様がもたらす灼熱の日差しだけはどうしようもない。朝っぱらから暑い・焼ける・しんどいの三拍子揃った厳しいコンディション。最高気温は36度近かったらしくヤバイでしょ。わたしも午前中、クラっときた瞬間があったし。

 会場に着いたら最初はやっぱりリストバンド交換。グッズ売り場に移動して、オフィシャルのグラデーションシャツとかいうのと、なぜかこの日出演予定の無いマストドンのTシャツを購入。それからはとりあえず、サマソニ大阪に何があるかを知るべく、周りをうろちょろする。

 そうしたらパークステージにてDAIGO氏の BRESKERSのライブに出くわしたので見てみることにした。声枯らしながらがんばってたもののもういいかなと生ウィッシュもみぬまま10分で退場。結局は暑さに完全に負けたため、オアシスエリアにて日陰でゆっくりすることに。

 とりあえずここからは見に行ったものについて軽く書いてみます。

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ライブ感想

SAOSIN @ オーシャンステージ

 エモ・スクリーモの最終系とかいわれるSAOSINをついにみました。セルフタイトルの1stは気に入ってますんでね。けれども、その期待はちょっと外れる。音のバランスが悪すぎてあのメロディの良さとエモい叫びが身体に響いてこない。ベースの音量だけなんであんなでかくなる?

 肝心のヴォーカルの嘆きのスクリーム、キレイな歌メロが鳴りを潜め、メロディアスなギターもどうも心にこない。パフォーマンス自体はしっかりしてたし、途中から音は少しまともになったけど、なんだかもったいないステージだったというのが正直なところ。

 でも来月発売の2nd はもちろん買いますよ。やったかどうかはわからないけど、一番好きな「Sleepers」も聴けぬまま、結局30分ぐらい見たところでKYTEへと移動することに。

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 KYTE @ ソニックステージ

 冷房が効いた快適なソニックステージへと移動し、生き返るような涼しい中での観戦。榮倉奈々さん主演の「余命一ヶ月の花嫁」に楽曲が使われたこともあって、結構人が集まってたKYTEさん。

 CDで聴いたときはその純白のベールで包み込んでいくような感覚に心身とも麻痺したもの。ですが、ライブになると形容される音の引力はやや弱いかな。まだ若手だからか音が聴き手の感性を引き込んでいくようなドリーミーさは感じられなかった。最後のほうで2ndの最初の曲をやってくれて歓喜しましたが、聴き所は多くはなかったですね。評判も色々みたけど、やっぱり同じ意見は見受けられましたし。

メインアーティスト:Kyte
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65daysofstatic @ ソニックステージ

 続いては今日期待しているバンドのひとつ、65daysofstatic。最初はおそらく新曲だったといますが、そこから”Retreat! Retaret!”と”Await Rescue”でボルテージを上げて興奮の坩堝へ。こんなんやられたら燃えざるをえんでしょ。

 ”Aphex Twin meets Mogwai”なる形容される彼らだけど(本日それら2つと共演)、クラブミュージックとポストロックの衝突が生む昂揚感は格別。それでいてあのドラムのわけわかんない手数は体を持ち上げてくるし、激しいデジタルビートも躍動感に溢れていた。

 ドラマティックな盛り上がりを見せる「Radio Protector」できっちり最後を締めくくってくれる辺りも見事。期待以上に良いアクトでした。

休憩と会場うろうろ

 65dosが終わりMercury Revを見ていましたが、ポップなサウンドに魅了されて気づいたら寝てました(汗)。さすがにフェス体力がなさすぎ。でも外は暑すぎ。この後、またなんか買おうと思ってグッズ売り場へ向かったのですが、かなり売り切れていたので、取りやめ(NINの Tシャツをなんで朝買わなかったんだろう・・・)。

NINE INCH NAILS @ オーシャンステージ

 初めてトレント・レズナー先生を拝みます。モグワイへ移動するまでじっくりと見てました。あまり評判のよろしくない『With Teeth』から聴いてしまったため、自分の中ではマストな存在にならずじまいだったんですけど(結局、作品も3枚しか聴いてない)、今日の気合入りまくりのパフォーマンスには度肝抜かれました。

 ステージに登場したときは、ジェロム・レ・バンナかと思いましたが(苦笑)。トレント先生と他に3人の演奏人がいて計4人でしたが、強き意志の宿った音、そこからもたらされる躍動感とパワー、アグレッシヴなステージパフォーマンスはめちゃくちゃかっこよかったというしかない。なんでヘッドライナーじゃねえんだろってぐらいかっこよかったんですが、 30分ぐらい見てモグワイに移動。トレント先生、本当にごめん。

MOGWAI @ ソニックステージ

 結局、今日何を一番見にきたかったのか?を考えるとこのバンドに行き着く。静寂と轟音が織り成すグラスゴーの奇跡、モグワイ。1月の来日公演が初モグワイだったんですけど早くも2度目の体感となります。

 ただならぬ緊張感が包む中、ライブがスタート。いきなり待ったなしで伝家の宝刀を惜しげもなく披露する怒涛の「Batcat」に思わず体中がビクンと反応します。トリプルギターがうねりを上げ、轟音が覚醒を促していく。その問答無用のカタルシスといったら圧巻で、今日のライブは物凄いことになるのでは?と予感させるには十分。

 続く「I’m Jim Morrison, I’m Dead」は流麗なピアノが楽曲を美しく彩る。先ほどとは打って変わっての引きの美学を堪能し、「Hunted by a Freak」でも荘厳なヴェールが空間を覆う。この後も「Helicon 1」や「Ithica 27 φ 9」など静と動のモグワイ節が堪能できる楽曲を披露。フェスだからといって特別に昂揚する様子はなく、いつも通りに淡々と演奏。それでも会場の空気を感じとりながら、独特の空気に染めていく。

 それでも持ち時間の60分はあっという間に過ぎる。ギターのスチュワートが”あともう1曲だけやるよ”」”というMCをするも、まだまだ20分ぐらいあるよな?と首を傾げていたら、演奏されたのがモグワイの曲の中でも最も凶暴で20分近い大曲「My Father My King」で腰抜かす。

 絶望を奏でるようなギターリフから、徐々に徐々に轟音をあちら側の世界からこちら側へと召喚し、全身・全神経に突き刺さるノイズの大海と視覚を奪うフラッシュライトの明滅が猛然と空間を支配。そして、ラストには超轟音の炸裂と応酬がこれでもかというぐらい続く。現実から意識を引き裂くその音と光によって、あっという間に忘我の境地。完全に打ちのめされてしまいました。

 ホントもう、一言で表すなら『どえらいものを体験してしまった』というほかなく、自分の中に確かな痕跡を残すスゴいライブでした。この時の「My Father My King」の轟音体験は未だに忘れられない。

—setlist—
01. Batcat
02. I’m Jim Morrison, I’m Dead
03. Hunted by a Freak
04. Auto Rock
05. Helicon 1
06. Ithica 27 φ 9
07. My Father My King

APHEX TWIN @ ソニックステージ

 一応、音源は3枚ほど聴いているリチャードさんのエイフェックスがこの日の締め。テクノ・モーツァルトと呼ばれる彼のパフォーマンスには結構もっていかれましたね。CDだとアンビエント寄りな印象があったんですけど、クラブ系のノリがしっかりと出ていてフロアの揺れが凄まじかった。それにかなりグロい映像を使ったりもしてて、五感を刺激するのには十分すぎるくらい。さすがに噂どおり。でも、最後まで見ていくと時間的にヤバいと思ったので9時過ぎまで見て泣く泣く会場を後に。

アーティスト:APHEX TWIN, アーティスト:エイフェックス・ツイン
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終わりに

 というわけで、泣く泣く帰路へと着いたものの、一番遅いエイフェックス見てたから愛知へ帰れるわけもなく、難波まで戻ってちょっとだけ街をふらふらしてみるが、食事以外たいしたとこは行かず。その後は満喫で一夜を明かして、朝6時の電車に乗って愛知へと戻る。

 本当に体は疲れましたが、行ってよかったという実感はあります。しかし、マストドン・・・見れなかったのは心残り。NINの最後を見届けなかったの・・・心残り。そして、日焼けがキツイ。けれども、なんだかんだ言ってますが、楽しかったということに変わりはないことだけは最後に伝えておきます。

 ちなみに大阪へ行ったのは高校の修学旅行以来、8年ぶりだったりする。

お読みいただきありがとうございました!
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