2015/06/20 いいにおいのするthe body Japan Tour2015 @ 名古屋新栄VIO

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 ポートランドの悪徳スラッジ業者ことThe Bodyが、昨年に続いて日本へと襲来。こんな人達が2年連続で日本に入国できるとは、なんて国になってしまったんだと思いつつ、Vampilliaの仕事ぶりに頭が下がります。本当にありがとうございます。とは言うものの、メンバーの方に話を聞いたらThe Bodyの面々は日本に前日入りだったのが、当日の昼間に到着したようで、移動に焦ったとか焦ってないとか。ただ、その懸命な招聘に応えるように昨年のNadjaの時よりも人がいる。しかも女の子をちょろちょろ見かけるのはなぜなのか。Pitchforkの高評価がこういった人々を連れてきてくれるのだろうか。

 ライヴであるが、まずはオープニングアクトとして、Vampillia blackest ever black metalが登場。本隊の方から女性メンバー除く約6人で構成され(人数をちゃんと把握してないから、間違ってるかも)、黒ずくめの衣装とコープスペイントで揃える。ストロボのフラッシュの中に響き渡るトレモロリフと打ち込みのリズムと絶叫。その演奏隊の前方では、ミッチー氏とカメラマン?の方が踊るというか、わちゃわちゃやってるというか、なんというか(笑)。そんな不思議なブラックメタルを突きつけた約15分間であった。終盤になると、色々な客達がミッチー氏に拉致され一緒にヘドバンする儀を行う。さらには投げ飛ばされて、床にローリングしてた人もいた気がするけど、彼は大丈夫だったのだろうか。

 続いてのNOISECONCRETEが昨年のNadja公演のリピート再生を行っているかのような、ピーガガガガの機材をどっかーんとぶっ倒して2分で終わる。そして、原住民のような佐野アツシ氏が打楽器と声でプリミティヴなステージを約30分ほど展開。今宵も様々な表現者が集まっていることを示唆する。

 4番手として、8ヶ月ぶりに観ることとなったVampillia。本日はドラムは竜巻氏のみの8人編成(だったと思う)。出てくるなり、ミッチー氏の前説みたいなのはあったけど、ネタはやらねえのか(笑)。ライヴはいきなり知らない曲からスタート・・・と思ったらNadjaとのコラボ作に入ってる曲だったようで、氷轟な音塊が迫り来る。さらには「endless summer」や「Ice Fist」などの代表曲を入れて盛り上げ、途中では新曲も披露していた。この曲がEITSと久石譲とenvyが混ざったような感じがあって、本日聴いた中で一番インパクトあり。中盤以降では「はい、はしごやるからこの辺集まってー」の号令に従い、いいにおい伝統のはしご芸も炸裂。それを即座に手伝う熱心なファンも結構増えているようだ。また、「Sea」の後半で下手側の電源が落ちるというハプニングもあった。その後は、ラルクの「虹」のイントロがどこかから聞こえ出すとミッチー氏を含む3人がさわりだけ歌って笑いが起きたり。なんだかんだVampilliaはVampilliaだった。

 続いては、何年ぶりかに拝見するBLACK GANION。彼等は名古屋のハードコアの強烈さ、コアさを凝縮して叩きつけるようなステージを展開。それはお洒落空間Lounge VIOを台無しにするかのようで、黒かった。激しかった。

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 そして、VIOに似合わないThe Bodyがラスボスとして出演。やはり、ギターの人のライザップでも結果にコミットできない感満載の体型とハゲっぷりがとにかくインパクトでかい。ちなみにドラムの人はサポート・メンバー(twitterの情報だと昨年の来日時と違う人らしい)。彼はエイダン・ベイカーにちょっと似ていたかな。しかし、正規メンバーの来れない理由が飛行機嫌いって、それどこのベルカンプ・・・。

 ライヴは月並みな表現ではあるが、確かに2人編成とは思えない重厚な迫力を持った音がズシリと身体に響く。ギターにしてもドラムにしても振動を起こさせるほど圧が凄まじい。悪意と怨念のこもったスラッジメタル、まさにという感じ。けれども、ズルズルと長く繰り返すわけでもなく、ソリッドにまとめて攻めてるような印象が強かった。意外と速いパートが組み込まれた曲もありましたしね。そんでもってギターの人の甲高い叫びが入ってくると、頭が割れそうになる(笑)。変な動物が呼び寄せるかのようだよなあ、あれ。終盤になってくると重低音に余計に憎悪が乗っかってくる点も厄介。彼等なりのヘヴィネスの極地を示した30分のステージでありました。ただ、人間嫌いなんて事も言われていたけど、曲終わるごとに「サンキュー」「ありがと」などの言葉が聞こえてきたし、案外気さくな人々であった。

 しかし、飛ばされて仕方ない名古屋とかいう辺境地にThe Bodyがやってきたことには改めて感謝します。DIYでコアな海外アーティストの招聘を続けるいいにおい企画、今後も期待したい。もちろん応援もしたい。

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 VampilliaとThe Bodyのコラボ作だけ購入。両者の良さがしっかりと出ていますね。

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