Optimus Prime ‐‐Review‐‐

後に激情系ハードコア/ポストメタル・バンドのRekaへと派生する、ロシア激情シーンに陰ながら大きな役割を果たしたハードコア・バンド。


optimus

Optimus Prime(2010)

 後に激情系ハードコア/ポストメタル・バンドのRekaへと派生する、ロシア激情シーンに陰ながら大きな役割を果たしたOptimus Primeの唯一の単独音源。エンジン全開でいきなりブチかます瞬間沸騰の激情エモ・バイオレンスは、Raeinクラスの衝撃があると言えるかも。ド頭の#1「Here And Now」から立ちはだかるものを全て蹴散らす、鋭い切れ味と破壊力をみせる。重いリズムを刻み、ソリッドなリフを掻き鳴らし、獣の唸り声のような叫びの繰り返しが運ぶ圧倒的興奮。しかしながら、北の大地の侘しさや寒々しさを感じさせるのは、さすがにロシアのバンドだからだろうか。同じOld Skool Kids recordsのレーベルメイトである、ラトビアの激情ハードコア・バンドのTesaにも近い雰囲気があるが、冷涼感ある哀切のメロディをふんだんに交え、さらにはFuneral Dinerを思わせる壮大な展開を持つことで楽曲は非常に劇的である。それは#3「Manual Revoution」を聴けば顕著だろう。美麗ギターが琴線に触れたかと思うと、威力抜群の粗暴なハードコアで燃え上がる。欧州激情シーンに属す音楽性でありながらもこの見事なコントラストが絶品。特に終盤を飾る#7「And The Rain Will Washes The Stains Away…」、#8「Nansen’s Stigma」では、Rekaに連なる悲哀のメロディとDaitroにも通ずる激しさを武器に、壮絶の向こう側へと雪崩込む。彼等が残した最初にして最後の傑作、全7曲約28分。

[youtube]http://youtu.be/Ju2GiVqUzU8[/youtube]

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