新着記事
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【アルバム紹介】ハイスイノナサ『動物の身体』、透徹とした美。
ポストロック~エレクトロニカから現代音楽までを横断するデザイン性に長けたサウンドで魅了する男女混成バンド、ハイスイノナサ。 バンド名は、背水の陣とNASAを組み合わせた造語より。残響レコードからフルアルバム1枚、ミニアルバム2枚をリリースし... -
【アルバム紹介】Lightning Bolt『Earthly Delights』混沌爆音乱舞喧騒の浮世。
Earthly Delights(2008) アメリカ一小さな州・ロードアイランド・プロヴィデンス出身のベース&ドラムのノイズハードコアデュオの2009年発表の5作目。これがまた2人編成だとは思えない、混沌爆音乱舞喧騒の浮世。 Hellaばりに変質獰猛に乱れ打たれる超... -
【アルバム紹介】VYGR、SF的スラッジメタル
ボストン・マサチューセッツ発の激重スラッジ・バンド。海外誌には”アンビエント・スラッジ”なんて評されていたり、Bandcampの紹介には"スペースゲイザーやSFスラッジ"と呼ぶにふさわしいとも書かれています。 -
【アルバム紹介】Arctic Plateau、明確に夢見る音楽
イタリア人のGianluca Divirgilioによるソロ・プロジェクト。2006年に始動。自身の音楽を『Music explicitly dreamed = 明確に夢見た音楽』と評し、ポストロック~シューゲイザーの晴れやかさと少々の悲しみを背負う音楽を鳴らす。2009年にProphecy Productionsから1stアルバム『On a Sad Sunny Day』を発表。本記事は同作について書いています。 -
【アルバム紹介】Fang Island、みなとハイタッチする豊かな音
ニューヨークのブルックリンを拠点に活動するアメリカのインディーロック・バンド。2005年結成。自身のサウンドを2みんなでハイタッチする"と表現し、目標を"音楽が好きな人のための音楽を作ること"でに置いていた。2010年リリースの1stアルバム『Fang Island』はPitchfork等で評価されました。2015年に解散。本記事は活動期間に残した2枚のフルアルバムについて書いています。 -
【アルバム紹介】Helios『Eingya』、エレクトロニカの名盤
アルバム紹介 Eingya(2006) GoldmundやMint Julepでも活動するボストン在住のキース・ケニフによるエレクトロニカ・プロジェクト、Heliosの2ndアルバム。エレクトロニカの名盤と謳われる1枚です。全11曲約52分収録。 センチメンタル... -
【アルバム紹介】Balaclava『Crimes of Faith』
アルバム紹介 Crimes of Faith(2011) ヴァージニア州のダーク・クラスト/スラッジ・メタルバンドのデビュー作。リリースは激重音楽の総本山Southern Lordから。 ”Neurosis + His Hero Is Gone”という形容も一部でされているそのサウンドは猛々しく刺... -
【アルバム紹介】KONTAKTE『We Move Through Negative Spaces』
アルバム紹介 We Move Through Negative Spaces(2011) UKのインスト・ポストロック4人組による3年ぶりの2ndアルバム。全8曲約58分収録。多種の楽器と打ち込みを駆使し、優美で壮大なインストゥルメンタルを奏でるKontakte。 切ないアルペジオにトレモ... -
【アルバム紹介】割礼、ゆれつづけるサイケデリック
1983年に名古屋で結成された、サイケデリック・バンド。ニューウェイヴ~パンクを経て、スロウに怪しげに奏でられるその音楽は、現在ではサイケデリックの雄と評される。40年を数えるキャリアの中でオリジナルアルバムを7作発表しています。本記事は1stアルバム『PARADAISE K 』と5thアルバム『星を見る』について書いています。 -
【アルバム紹介】Huldra、耽美系ポストメタル一大絵巻
Monuments, Monoliths(2013) カナダ・ソルトレイクシティの5人組による1stアルバム。2011年に発表した5曲入りEP『Signals From the Void』も強烈でしたが、ここにきて大いに発展を遂げた耽美系ポストメタル一大絵巻を完成させてきました。 11曲77分に... -
【アルバム紹介】Boilermaker、抑揚を効かせた哀愁エモ
1992年から2002年まで活動したサンディエゴの3人組のポストハードコア/エモ・バンド。90年代に3枚の作品を残し、シーンに一石を投じました。本記事は2001年にリリースされたベストアルバム『Leucadia』について書いています。 -
【アルバム紹介】Scraps of Tape、優しい白銀の景色
スウェーデンが生んだ轟音ポストロック・カルテット。2007年に残響レコードより発売された2ndアルバムの「THIS IS A COPY IS THIS A COPY」がなかなかに好評を博し、同年6月には初の来日公演も成功させました。本記事は2nd、3rdアルバムを取り上げています。