2015/06/14 cali≠gari TOUR 2015「セックスと嘘とライヴハウス」 @ 名古屋ボトムライン

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「サザンオールスターズよりカリガリに来てくれてありがとうございます」by 青さん

 ということで、cali≠gariの3年ぶりとなる新作『12』の発売に伴った全国ツアー、名古屋ボトムラインへと足を運んできました。昨年にはDr.武井誠の衝撃の脱退があり、3人編成で第8期cali≠gariがスタートしたわけですが、『12』は3人になったことへの不安を掻き消す良い作品でした。果たしてライヴはどうなのか。僕はちょうど昨年のツアー名古屋以来なので(4月24日にGOATBEDは久しぶりに拝見しましたが)、第8期のライヴは初体験でございます。

  BPMが250を超える「脳核テロル」からスタートした公演は、序盤からアップテンポな曲で攻める。いきなり飛び出してきた「せんちめんたる」でアラサーのわたくしの心はかき乱され、「マネキン」でさらなるハイテンションへ。綺麗な歌声や優雅に跳ね動いてステージで魅せる石井さん、丁寧にギターを弾きつつサービス精神旺盛に動く青さん、相変わらず凄まじいベースプレイを披露する研次郎さん、と3人は不変であることを序盤から印象づける。気になるサポート・ドラマーの中西祐二氏ですが、そのガッチリとした体型からのパワフルなドラムが強烈。シンバルが割れるほどに一音一音がかなりズシリときていて、だからか第8期cali≠gariの音はやけに新鮮に思えた。ちなみに白石さんも今ツアーに帯同。

12 (通常盤)

 ライヴは新作『12』を中心にもちろん展開していくわけなんだけど、テレ朝の水曜21時の刑事ドラマにマッチするシティポップ「ギムレットには早すぎる」が今ツアー初披露されたのは嬉しかった。また、MVが公開されている「紅麗死異愛羅武勇」の紅麗死異奈盛理上我理我最高。落ち着いた曲調じゃないけど、これもアダルト・ヴィジュアル系の形のひとつでしょう。おそらくサックスのyukarieさんが参加してくるのが本来の形だと思うし、そうなればもっと熱くなれるはず。あとは、やっぱり大好きな「ハイカラ・殺伐・ハイソ・絶賛」が問答無用でカッコ良かったな。まさか昨年に引き続いて聴けるとはね。

 「マッキーナ」でひとしきり踊ったあとの本編ラストは、会場一体となってのセックスコールから始まって、そこから「最高のセックスをあなた達にー」の青さんの言葉とともに「セックスと嘘」を披露。先ほどまでセックスを連呼してたのが嘘のような切ない80’s風ポップが心に染み、爽やかな余韻を残しながら幕を引く。最高のセックスという結果にコミットして本編は終わりを告げた。セッズセッズセッズじゃなくてセックスセックスセックス(言いたいだけ)。

12(狂信盤)

 アンコールでは、研次郎さん主導にメンバーのパンツ事情をひとしきり話した後に(補足すると、この日は他メンバーがあまりしゃべらないDAYだった)、「春の日」~「あの人はもう来ない」~「さよならだけが人生さ」とcali≠gari哀愁歌謡ショー開演。程よく大人の味を染み込ませた歌や演奏にしんみりと聴き入って、切なくて懐かしい気分へと誘われる。本編は、ほとんどがアップテンポな曲で構成されていたので、余計にそう感じたかな。「さよならだけが人生さ」における石井さんの最後の無音の中での「誰の声も聞こえない」は凄く印象的だった。さらには物足りない密室系ヴィジュっ子ちゃんたちに向け、2回目のアンコールで「わるいやつら」から「クソバカゴミゲロ」でもうひと暴れ。やっぱり破茶滅茶具茶具茶にしてこそのカリガリであった。

 その後、最後までステージに残り、先にはけていった他メンバーが飲んだと思われる水を勝手に客席に投げている青さん。その最中に再び3人が登場して、石井さんが「もう1曲行こう」と予定外のアンコールを促す。客席は大歓喜。青さんが”はぁっ、終わったでしょ!?って顔”を本気でしているということは、本当に急遽なんでしょう(笑)。でも、最後の曲は青さんが決めていいらしく、やっぱりもう1曲やってくれるみたい。なんて優しいバンドなんだ(笑)。「昔、コバルトって曲で青さんが振り付けしたけど、全く流行んなかったよねえ」なんて昔話を終えると、大ラスは錯乱しそうな警報が鳴り続ける「サイレン」が亜種なドゥームメタルとして強烈に響く。石井さんの「サイレンがっー!」と青さんの「助けてぇー」の連呼は、大先輩バンドに倣った本当に狂おしい夜を作り上げていた。本当に大満足。

 アンコールのMCで「みなさん(ガリスト)の人生抱えてるじゃないですか。簡単にやめらんないでしょ」と青さんが照れながら発言して下さったので、今後もマイペースにガリストの心と財布の中身を弄ぶことでしょう。とりあえず「第8期になりましたが、cali≠gariはcali≠gariです」っていうのを十二分に感じるライヴであったと思います。今度は前述したようにyukarieさん参加の状態で見られればなあと。それにしても、去年も3回アンコールやってくれたし、近年の名古屋公演はちょっとお得感がある(笑)。

‐‐‐setlist‐‐‐
01.脳核テロル
02.せんちめんたる
03.マネキン
04.ギムレットには早すぎる
05.トゥナイトゥナイヤヤヤ
06.颯爽たる未来圏
07.ハラショー! めくるめく倒錯
08.淫靡まるでカオスな
09.トレーションデモンス
10.紅麗死異愛羅武勇
11.ハイカラ・殺伐・ハイソ・絶賛
12.マッキーナ
13.セックスと嘘

‐‐‐encore1‐‐‐
14.春の日
15.あの人はもう来ない
16.さよならだけが人生さ

‐‐‐encore2‐‐‐
17.わるいやつら
18.バンバンバン
19.クソバカゴミゲロ

‐‐‐encore3‐‐‐
20.サイレン

 

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