1994～2002まで活動し、その強烈なサウンドでアンダーグラウンド界で名を轟かせたアメリカのハードコア・バンド。
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アルバム紹介
Passion
3rdアルバム。本作で初めて聴きましたけど、激情系ハードコア～ニュースクールの名盤のひとつにあげられることもあって強烈です。
52秒で完結する表題曲#1「Passion」で瞬間沸騰。嵐の静けさのような序盤から急加速し、鼓膜に突き刺さるギター、乱打されるドラム、怒気をはらんだ咆哮が炸裂します。
つづく#2「Obsession」では鬼気迫るアグレッションが極まり、ビートダウンを挟みながらもカオスの渦中へと飛び込んでいく。曲によっては闇の底に堕ちていくかのような静パートや心に刺さるようなメロディが、激烈なテンションの中で上手く組み込まれています。
しかし、一瞬の鋭利さからグルーヴ主体で攻める部分まで実に獰猛。ハードコア～ニュースクール～スラッシュメタルまでを血肉化し、その強烈な音が説得力をもってねじ伏せていきます。
それでも#8ではなぜかレゲエ調となって聴き手をいい意味でゆるませる点がおもしろい。ラスト#9「Sabbat」では聖歌っぽいゴシック・テイストの女性コーラスを絡めながら、殺るか殺されるかのテンションで全力で叩きつぶす。
本当に恐れ入りました。うるさい音好きは確実に血が騒ぐだろう好盤。
ポチップ