Savages ‐‐Review‐‐

ロンドンの4人組ガールズ・ポストパンク系バンド。2013年リリースのデビュー作『Silence Yourself』から注目を集め、海外の有名誌で軒並み高評価を獲得。フジロック2013にも出演を果たしている。2016年1月に2ndアルバム『Adore +Life』を発表。


 

savages2016

Adore Life(2016)

 髪型が浦和レッズの槙野ぐらいキマっているUKガールズ・バンド4人組の約2年半ぶりの2ndアルバム。Pitchforkでの高評価獲得や2013年にフジロック出演を果たすなど話題になっていた存在ですが、本作で初聴きでございます。

 女性の握りこぶしは強さの象徴のごとし。本作のジャケットのような自信がみなぎっていることが伺えます(ジャケットが女性の手とは限りませんが)。鋭利さとダークさを伴ったポスト・パンクと呼ばれるサウンドではありますが、ここにはゴシックな艶かしさやハードコアにも接近する力強さが宿る。METZとChelsea Wolfe姐さんを上手く配分して、さらに叩き上げて鍛えたみたいな(あまりポストパンク系を聴かないので、もっといい例えはあると思います)。

 冒頭を飾る#1「The Answer」はキラーチューンと呼ぶのにふさわしいし、#2「Evil」や#7「When In Love」の妖しさと疾走感、ノイジーで荒々しい勢いを持つ#9「T.I.W.T.G.」といった楽曲もキまってますね。前作に比べてサウンドに鋭さと重さが増しているそうですが、男前って表現は似合うかな。でも時折、悪魔のささやきのような魔性があるのは彼女達らしいし、退廃的な空気が全体を覆っている感じがある点にも惹かれます。#4「Adore」や#10「Mechanics」といったスロウナンバーの沼地のような引きずり込まれる感覚も良し。作品としての抜け出せない中毒性とガツンとくる破壊力の両立だ頼もしいですね。

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