しんぷるみねらる Pop Unknown『If Arsenic Fails, Try Algebra』

  MineralのドラムやImbrocoのメンバーが在籍するエモ・バンドの1stアルバム。The Get Up Kids並の勢いで押してくる#1を聴いたときは、あれっ? まあ、元Mineralといってもドラムだし、音楽性も少しは変わるよなあと思いました。

 けれども、その後の曲はMineralから連なる美エモというべきものです。ギターのクリーンな音使い、ナイーヴな歌で綴る哀愁漂う作品に仕上がっています。ゆったりと心に染み渡っていくようなその繊細なメロディと歌は、Mineral以上に感動を覚える瞬間もあったりします。わたしとしては#8「Hangin On A Thread」がたまらなく好み。アルペジオをシンプルに重ねながら、終盤にかけて感情が爆発したかのような歌声に大いに惹かれます。

 前述の#1やちょっとポスト・ハードコア~パンク風な#4みたいな曲もありますが、全体通しても自然体でじっくりと向き合えて、紡がれる優しい美メロが自然と体中に溶け込んでいく感じ。Mineralから地続きでチェック推奨の作品となっています。

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