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Astronoid ポストブラックから羽化しての光と旋風
2012年にマサチューセッツで結成された4人組。メインコンポーザーであるBrett Boland(Vo,Gt)を中心に生み出されるサウンドは、ポストブラックメタルを出自に光の方向へと向かう。本記事ではこれまでにリリースされた3枚のフルアルバムについて書いています。 -
Final Light、シンセウェイブとポストメタルの友好
フランスのシンセウェーヴ・アーティストのPerturbator、スウェーデンのポストメタル巨人Cult of LunaのヴォーカリストであるJohannes Perssonによるコラボ・プロジェクト。本記事では2022年6月発売の1stアルバム『Final Light』について書いています。 -
Mogwai、轟音系ポストロックの真価と進化
スコットランド・グラスゴー出身の4人組バンド。1995年結成。1997年に発表したデビュー作、『Young Team』でシーンに登場して以降、25年以上に渡ってポストロックを代表するバンドとして君臨し続ける。本記事ではこれまでにリリースした全10枚のフルアルバムの他にサントラ、ライヴ作など計14作品について書いています。 -
【苛烈で気品あるポストブラックメタル】White Ward
ウクライナ・オデッサ出身のポストブラックメタル・バンド5人組。2012年に結成。"Intensely deviant music of a noir shade = ノワール的な色合いの強烈に逸脱した音楽”を掲げており、ブラックメタルをベースにジャズ要素を見事に融合したサウンドで評判となり、ポストブラックメタルという境界を押し広げている。本記事ではこれまでにリリースされた3枚のフルアルバムについて書いています。 -
Primitive Man、絶苦絶望スラッジ
アメリカ・コロラド州デンバー出身の3人組。極端に遅くて重いスタイルを中心とし、圧倒的な絶望感を植え付けるスラッジメタルが持ち味。穏やかな瞬間は存在せずに、ただただ地獄のような音を浴びせ続けます。これまでに来日ツアーを2度実施。本記事ではフルアルバム3枚、2022年リリースのEP『Insurmountable』について書いています。 -
UKのシネマティック・スラッジ、Telepathy
2011年に結成されたUKのポストメタル系インスト・バンド。シネマティック・スラッジと自身で形容するそのサウンドは、スラッジメタル、ドゥーム、ポストブラックメタル、プログレ等の要素がかき混ぜられる。Roadburn FestivalやArcTangentなどの大型フェスへ出演。本記事では全3枚のフルアルバムについて書いています。 -
Christie Front Drive、美エモとして名を馳せる
1993年にアメリカのコロラド州デンバーで結成された4人組バンド。エモ黎明期に活躍し、隠れたレジェンドとして後続のバンドに影響を与え続けている。1994年に6曲位入りのEPを発表し、1995年にはJimmy Eat WorldやBoys Lifeとのスプリット作をリリース。1997年に唯一のフルアルバムを残しましたが、バンドは解散。本記事では2作品について書いています。 -
Junius、魂を巡る美重音と歌
2003年に結成されたボストンのオルタナティヴ・ロック~ポストメタル系バンド。ローリングストーン誌において、『NeurosisとThe Smiths のハイブリッド、美とブルータリティの完璧な融合』と評される音楽性をもつ。精神科医/学者イマヌエル・ヴェリコフスキー氏の理論や人生に基づいたコンセプトを掲げ、作品を重ねて"魂"について探求し続けている。本記事では現在までに発表されている3枚のフルアルバムについて書いています。 -
Red Sparowes、たおやかな音の波と重いテーマ
ISIS(the Band)のBryant Clifford Meyerを中心とした5人組インスト・バンド。2003年から始動し、創設メンバーとしてNeurosisのヴィジュアル担当であるJosh Grahamが参加(現在は脱退)。本記事では3枚のフルアルバムについて書いています。 -
Nothing、絶望の果てから鳴る、剛と重のシューゲイズ。
2011年にアメリカ・フィラデルフィアにて結成された4人組バンド。シューゲイザーを基点に出自であるハードコアや90年代オルタナティヴを混成したサウンドは、Heavy Dream Pop、Blustery Shoegaze(横暴なシューゲイズという意味)などと形容される。本記事ではこれまでにリリースされた4枚のフルアルバムについて書いています。 -
【ドイツの壮麗なるエモ】sometreeの作品について
1994年にドイツ・ハノーファーで結成されたエモ/ポストロック・バンド。アルバムを出すごとにそのスタイルを変えていき、初期は90'sエモを軸とし、00年代中盤からはストリングスやピアノ等を交えたポストロック寄りの歌ものへとシフト。全5枚のフルアルバムを発表しており、2010年には来日ツアーも行っている。2017年ぐらいに解散。本記事は彼等が残した5枚のオリジナル・アルバムについて書いています。 -
ENDON、ノイズを介した野心的な試み
2007年に結成された東京のエクストリーム・ノイズ・バンド5人組。ヴォーカルとギター、ドラムにノイズ・クリエイターが2名という編成。研ぎ澄まされたノイズをハードコア/ブラックメタルの骨格に組み込み、国内外から関心を寄せられます。2014年9月に1stアルバム『MAMA』をリリースし、2017年3月発表の2nd『Through The Mirror』はさらに幅広く彼等の存在を知らしめました。本記事は2枚のフルアルバムについて書いています。